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3D表示でも超解像にフレーム補完、エプソンから家庭用プロジェクター「EH-TW8200」登場ワイヤレスモデルもあり

» 2013年08月07日 20時18分 公開
[ITmedia]
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 エプソンは8月7日、ホームシアター向けプロジェクター「dreamio」(ドリーミオ)シリーズの新製品として、「EH-TW8200」およびWirelessHDを標準搭載する「EH-TW8200W」を発表した。価格はオープンで、店頭ではEH-TW8200が29万円台後半、EH-TW8200Wは32万円台後半になる見込みだ。発売は10月の予定になっている。

「EH-TW8200」

 昨年10月に発売した「EH-TW8100」の後継機となる3LCD方式のフロントプロジェクター。D9パネルと「Bright 3D Drive」駆動技術による480Hz駆動を継承しつつ、新たに超解像技術とフレーム補完技術を3D映像にも対応させた。これにより、「精細感が高く、不自然なガタガタ感のない映像を投写できる」という。なお、3D表示の超解像技術はBlu-ray 3D(フレームパッキング)再生時にのみ働く仕組み。サイド・バイ・サイドやトップ・アンド・ボトムの3D信号もサポートしているが、超解像処理は働かない。

 Bluetooth接続の3Dエミッターを本体に内蔵。別売の3Dメガネ(ELPGS03、価格は1万円)を購入すれば、Blu-ray 3Dなどの映像が楽しめる。なお、3Dメガネの内蔵バッテリーは、WirelessHDトランスミッターもしくはUSB充電ACアダプターで充電できる。

付属のリモコン

 明るさ(有効光束)は2400ルーメン。230ワットの多重反射式高効率ランプ「E-TORL」や明るいフジノンレンズの採用などにより、暗くなりがちな3D映像でもクロストークを抑えつつ、部屋の照明を落とさなくても視聴できるという。レンズは2.1倍マニュアルズームで、100型なら最短2.98メートル、最長6.36メートル(いずれも16:9の場合)で投影できる。

 オートアイリスも進化。従来機に比べて遮光率を向上させており、光の漏れを抑えることが可能になった。またパネルを透過する偏光を制御して黒浮きを抑える「DEEPBLACK」を従来機から継承。2D視聴のコントラスト比は60万:1にまで向上している(カラーモード「ダイナミック」、明るさ切替「高」、「オートアイリス」オン、ズームがワイド端でレンズシフトが上50%、左右中心の時)。

 そのWirelessHDトランスミッターは、5系統のHDMI入力と1系統の出力を備え、プロジェクターを使わない場合でもHDMI接続したテレビに対してパススルーが可能だ。さらに1つのHDMI入力がMHLをサポート。対応するスマートフォンを接続すれば、充電しながら画面をプロジェクターから出力できる。

「EH-TW8200W」に付属するWirelessHDトランスミッターの背面と側面

 このほか、オプションのWi-Fiユニット(ELPAP07、1万円)とスマートフォン用アプリ「Epson iProjection」(Android、iOS)を使えば、スマートフォンやタブレットから写真などをワイヤレスで投影することも可能だ。

 本体サイズは、466(幅)×395(奥行き)×140(高さ)ミリ。重量はEH-TW8200Wが約8.6キログラム、EH-TW8200は約8.4キログラム。

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