パナソニックは4月2日、「プライベート・ビエラ」の新モデル2機種を発表した。バッテリー内蔵のモニターとHDDレコーダーのセット。無線LANを介して家中どこでも放送番組や録画番組を視聴できるワイヤレステレビだ。
モニターが10V型の「UN-JL10T3」(1024×600ピクセル)、そして「防水ポータブルテレビとしては業界最大」となる15V型の「UN-JL15T3」(1354×760ピクセル)というラインアップ。価格はいずれもオープンプライスで、店頭では15V型が7万6000円前後、10V型が5万6000円前後(いずれも税別)になる見込みだ。
モニターはIPX6/7準拠の防水仕様。浴室など水回りでも利用できるうえ、キッチンなどで油汚れが付いてしまった場合には食器用の中性洗剤を薄めたものを使って洗えるという。背面にはスタンドを備えているほか、浴室内の設置に便利な吸盤ホルダーも付属する。吸盤ホルダーで設置する際は2段階の角度調節が可能で、画面を少し前傾させた状態で固定することができる。「例えば湯船に浸かってモニターを見上げる確度になる場合にも見やすい」(同社)という。スピーカーには聞き取りやすいホーン形状を採用し、音が反響するお風呂に合わせた「お風呂モード」も用意した。
モニターの画面では、リアルタイムのテレビ視聴や録画番組の再生に加え、時計表示やタイマー、Webブラウザなどがタッチパネル操作で利用できる。また画面下部の「最新ニュース」「天気予報」をタッチすると、あらかじめ設定しておいたチャンネルで放送された直近のニュース番組、天気予報番組が再生される。
内蔵バッテリーによる駆動時間は、10V型で最長3時間40分、15V型は3時間30分。充電にはマグネットタッチ式のACアダプターを使用する。重量は10V型が約680グラム、15V型は約1.31キログラム。
一方のHDDレコーダーは、500GバイトのHDDと地上/BS/CS110度チューナーを搭載。MPEG-4 AVC/H.264による最大15倍の長時間録画にも対応するほか、USB外付けHDDの増設もサポート。BDドライブなどは持たないが、HDMI出力は備えているため、一般的なテレビに接続することも可能だ。外形寸法は169(幅)×43(高さ)×184(奥行き)ミリ、重量は約700グラム。
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