使用する際は、駆動部を器の中央部にある凸部にはめ込んでから器に水を注ぐ。水を注ぐラインは、駆動部のスクリューを覆うカバーのスリットの高さまでで、これ以上入れると水があふれる可能性もあるので注意が必要だ。
水を入れたら電源スイッチを入れればスクリューが回転して水が流れ始める。問題なく流れているようだったらそうめんを投入する。このときもそうめんを入れすぎると水があふれる恐れがある。一度に流すことができるそうめんの量は、乾麺一束分(約50グラム)を目安とするよう説明書には記載されている。
実際にそうめんを流してみたが、スイッチを入れると水流が発生し、入れたそうめんがゆっくりと流れていく。その様子をみているだけでなんとも涼しい気分になれるから雰囲気だ。そうめんが流れている間は、ちょっとした非日常感を味わえる。
子ども受けも実にいい。ふだんはそれほどそうめんが好きというわけでもない息子が、そうめん流し器を使うと、ノリノリになってどんどん麺を投入するよう要求してくる。暑さで子どもの食欲が減っているようなときに、流しそうめんはかなり有効だと思う。
使用中は、水を入れすぎても良くないが、水の量が減りすぎてもモーターに負荷がかかってしまい良くないので、適度な水の量になるよう継ぎ足しながら使う必要がある。また、電池の残量が減ると水流が弱くなるので、このようなときは新しい電池に交換したほうがいい。
手入れの際は、駆動部やスクリューは水洗いせず、布でふき取るだけにするよう説明書に書いてある。器だけ洗えばOKなのでメンテナンスは簡単だ。
1つ気になったのは、モーターがそれほどパワフルではないこと。そうめんを少し多めに入れるとすぐに流れが止まってしまうので、麺は少しずつ入れる必要がある。1人とか2人など少人数で食べるのなら問題ないが、人数が多いとストレスがたまるかもしれない。なお、モーター音についてはそれほど静かというわけではないが、がまんできないほどではなかった。
上記のような点に納得できるのであれば、コンパクトな流しそうめん器としておすすめだ。これ1台あるだけでぜいたくな気分に浸れるので、そうめん好きな人は買ってみてはいかがだろうか。
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