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ソニー、450ワット出力の大型Bluetoothスピーカー低音に合わせて青色LEDがチカチカします

» 2014年09月05日 18時15分 公開
[ITmedia]

 ソニーは2014年9月5日、CDプレイヤー内蔵Bluetoothスピーカーの新製品「MHC-V3」を発表した。10月18日に発売の予定。価格はオープンで、実売予想価格は3万8000円前後(税別)。

ソニーの「MHC-V3」。高さはおよそ80センチ。この1台でステレオサウンドを再生する

 最大の特徴は、最大450ワット(110ワット+110ワット+230ワット)の大出力だ。40ミリのトゥイーター2台に、80ミリのミッドレンジ(スコーカー)2台で中高域を鳴らし、200ミリのウーファー1台で重低音を鳴らす。好きな曲を耳で聴くだけでなく、音圧を体で感じることができる。

 さらに、スピーカー内部には「サウンドプレッシャーホーン」と呼ぶ音の通り道を作った。この通り道は長く、徐々に径が広がる構造になっており、この道に音を通すと低音域の音圧、特に体に感じる100〜150ヘルツ域の音圧が上がり、中低域の音の立ち上がりを強調できる。大きなスピーカーを搭載し、長い音の通り道を作ったため、本体は縦に大きくなった。外形寸法は280(幅)×280(奥行き)×786(高さ)ミリで、重量は13キロだ。

ウーファーから上に上がって、裏に移動し、下に下がっていく道がサウンドプレッシャーホーン。出口はウーファーの下にある

 正面を向いているウーファーには青色LEDが付いており、低音に合わせて明滅する。体で感じる音圧と、光の効果によってライブ会場にいるような気分を味わうことができるという。

ウーファーに付いている青色LEDが光ったところ

 もう1つの特徴は、Bluetooth通信機能を搭載しており、スマートフォンや携帯型音楽プレイヤーに入っている楽曲データを無線で受信して鳴らすことができる点だ。Bluetoothのバージョン番号は3.1で、A2DPプロファイルとAVRCPプロファイルを利用できる。コーデックはAACを利用できる。

 Bluetoothに加えて、NFCの通信機能にも対応している。NFC対応スマートフォンなどを使えば、スピーカー本体に触れさせるだけでペアリングが完了する。

 音質調整機能は3種類搭載している。1つ目は低音を強調する「BASS BAZUCA」。低音を強調する「ON」、通常の状態である「OFF」、低音を抑える「FLAT」の3種類から設定できる。

 2つ目はイコライジング調整だ。音楽の種類に合わせた8通りの設定を選ぶだけでなく、高域、中域、低域のそれぞれの出方を細かく調整することもできる。

 3つ目は「DJ EFFECT」だ。本体天面にあるディスクを回すことで、再生音に3種類の効果を与えることができる。「アイソレーター」を選んでディスクを回すと、特定の周波数域を低域から高域にかけて順番に強調させる。「フランジャー」は、元の再生音に加えて、それをわずかに遅延させた音をを鳴らし、2つの音の干渉によって特殊効果を得る。「ワウ」は、聴覚上よく聴こえる周波数帯を上下に移動させることができる。ちなみに、このディスクはDJ EFFECTを使っていない時はボリューム調整に使用する。

本体天面にあるディスク。これを回して再生音に特殊効果を与えることができる

 内蔵するCDプレイヤーは、通常のCD-DAだけでなく、MP3を収録したディスクも再生できる。さらに、CDプレイヤーから楽曲を吸い出すこともできる。スピーカー本体のUSB端子にUSBメモリを挿し、CDをトレイにセットすればCDの楽曲をUSBメモリに保存できる。保存フォーマットはMP3(128/256kbps)だ。

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