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iPhoneからワイヤレスでハイレゾ音源再生! パイオニア「ステラノヴァ」登場色違いでおしゃれ

» 2014年12月09日 17時43分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

 パイオニアは12月9日、iPhoneやiPadからハイレゾ音源のワイヤレス再生が楽しめる「Stellanova」(ステラノヴァ)を発表した。USB-DACアンプ、ワイヤレスユニット、スピーカーを組み合わせるユニークなオーディオシステムで、12月下旬に発売する予定。さまざまな組み合わせのセット販売を行うほか、USB-DACアンプとワイヤレスユニットは単体販売も行う。

「Stellanova」(ステラノヴァ)のセットイメージ。薄い赤色がUSB-DACアンプ、ブルーがワイヤレスユニットだ

 iOSデバイス向けの専用アプリ「Wireless Hi-Res Player〜Stellanova〜」(無料ダウンロード)では、USBプロトコルをTCP-IPに変換する“高速USB仮想化技術により、一般的な無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n対応)を介してのハイレゾ音源データ転送を可能にした。ワイヤレスユニットで受信した楽曲データは、USBケーブルで接続したUSB-DACアンプでアナログ変換して再生する仕組み。またワイヤレスユニットがUSB接続したUSB-DACアンプのメモリーを直接制御することでアシンクロナス転送も実現している。同社ではこれらの技術をまとめて「Air Hi-Res Link Technology」と呼ぶ。

「Air Hi-Res Link Technology」の概要

 USB-DACアンプは、バーブラウンの「PCM1795」を搭載したDAC部と15ワット+15ワットのステレオアンプを組み合わせたもの。最大192kHz/24bitのPCM音源、および5.6MHzまでのDSDを再生できる。またBluetoothやデジタル(光)/アナログ(3.5ミリステレオミニ)の外部入力も備えた。本体サイズは198(幅)×147(奥行き)×33(高さ)ミリ。重量は570グラム。ACアダプターや電源コード、USBケーブルなどが付属する。

 一方のワイヤレスユニットは、USB入力端子(USB 2.0)を4つ備えており、USB外付けHDDやUSB接続の光ディスクドライブ、USBメモリーなどを接続可能。iOSデバイスからの操作でストレージ内のハイレゾ音源再生にを行ったり、CDの再生およびリッピングまで可能だ。ワイヤレスユニットのサイズは198(幅)×149(奥行き)×33(高さ)ミリ。重量は440グラム。

ワイヤレスユニットに接続したドライブからCDの再生やリッピングも可能

 ステレオスピーカーは、66ミリ径コーン型ウーファーと26ミリ径セミドーム型ツィーターを搭載する2Wayタイプ。75Hzから4万Hzまでの再生が可能名ハイレゾ対応モデルになっている。インピーダンスは8オーム。1本のサイズは103(幅)×140(奥行き)×205(高さ)ミリ。重量は1.3キログラム。スピーカーケーブル2本、真ちゅう製スパイク型インシュレーター、クッションなどが付属する。

 このほか、ホームネットワーク内にあるMacやWindows PCからもワイヤレス再生が可能。この場合、PC側に接続ソフトウェア「Pioneer Wireless Connect」および「Pioneer Stellanova Player」を導入する必要がある。プレーヤーソフトの対応ファイルは、WAV、FLAC、DSD(dsf/dff)、MP3。対応OSは、Mac OS X 10.7以降、Windows Vista以降となっている。

カラーバリエーションはそれぞれ4色

 USB-DACアンプとワイヤレスユニットのカラーバリエーションは各4色。同じ色は存在せず、組み合わせる場合も必ず異なる色のになるのが特徴だ。パイオニアでは、「薄型のため、重ねたときに同じ色では特徴が出ない」としており、色違いのデバイスを重ねるスタイリッシュな設置方法を提案している。

USB-DACアンプとワイヤレスユニットのカラーバリエーション

色の組み合わせ例(左)と設置例

製品名(概要) 実売想定価格
「Stellanova」(USB-DACアンプ、ワイヤレスユニット、スピーカーの3点セット) 7万円前後(税別)
「Stellanova Lite」(USB-DACアンプとスピーカーのセット) 4万7000円前後(税別)
USB-DACアンプ単体 3万円前後(税別)
ワイヤレスユニット単体 2万3000円前後(税別)

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