ブランド初のヘッドフォン「NightHawk」がお披露目された。オーバーヘッドタイプの半密閉型ヘッドフォンで、オーディオクエストの先進的なケーブル技術を盛り込んだ意欲的なモデルだ。
ハウジングの素材には天然木材の繊維を溶かしてから固め直して成型する「リキッドウッド」と呼ばれる人口素材を採用。「天然木を使うことによるバラツキをなくしながら、ウッドの質感を味わえるヘッドフォンとしたかった」と同社のスタッフは語る。イヤーカップのトップに配置したメッシュ状のグリルは独自のダイアモンド・キュービック形状に3Dプリンタを使って成型したもので、歪みのないピュアなサウンドを実現するためのものだ。
長さ2.4メートルのケーブルは両出し/着脱式で、ヘッドフォン側のピンジャックは2.5ミリ。ソース側の3.5ミリピンジャックともに、高純度銅に銀コートを掛けて高域のツヤを引き出している。導体の素材には「Perfect-Surface Copper+(PSC+)」を用いるなど、オーディオクエストならではのこだわりが随所に見られる。
実機の音を聴く前に、驚くほどに軽く柔軟な装着感にまずは驚かされた。「メガネをかけた状態で、快適なリスニングを楽しんでいただけることも心がけたうえでのエルゴノミクスデザインを追求した」(展示スタッフ)というコンセプトは、メガネを常時着用する筆者にとっても大いに歓迎だ。
外観の印象ではクラシック向きかなと勝手に想像しながらその音を聴くと、いい意味で裏切られた。意外にソリッドで力強くたくましい中低域に2度目の驚きを覚える。ロック・ポップス系のチューンやゴリッとハードなジャズベースのタイトルもどっしりとして聴き応えがある。
日本ではタイムロードが取り扱うオーストラリアのブランド、“AUDIOFLY”から初めてのヘッドフォンが2機種誕生した。
上位の「AF250」はアルミダイキャストのハウジングに、デュアル振動板の40ミリ口径のダイナミックドライバーを搭載。価格は349.99ドルを予定している。
もう一機種の「AF240」は樹脂製のハウジングに40ミリ口径のカスタマイズドドライバーを組み合わせた。価格は249.99ドルになる見込みだ。
両モデル共通で、インラインにマイク付きコントローラーを備えるケーブルは外装に耐久性の高いCORDURAを採用。本体着脱式とし「AF250」はストレートとカールコードの2種類が付属してくる。
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