アユートは2月6日、発表していたAstell&KernとJerry Harvey Audioのコラボレーションインイヤーモニター(IEM)2種の発売日を発表した。主要家電量販店やオーディオ専門店での取り扱いは2月27日からで、直販サイト「アキハバラe市場」では先行予約受付を開始した。
販売日が決まったのは「THE SIREN SERIES - Layla Universal Fit」(以下、Layla)と「THE SIREN SERIES - Angie Universal Fit」(以下、Angie)。開発者のジェリー・ハービー氏によれば、「これまではロックミュージシャン用に低域と中域を若干強調していたが、今回はどちらも正確で完全にフラットな音質になるよう設計」したという。
両製品は、特許を取得した新設計ドライバーを搭載し、高域では歪みを最小限に抑え、伸びやかに再生、中域では5kHzまではフラットに、低域では表情豊かなローパスフィルターにより、歪みのない音質で再生する。
さらに、独自のミニクワッドドライバー構成「soundIVe テクノロジー」を採用し、片方のハウジングに多数のドライバーを搭載できるようにした。
Laylaは、低域を0〜13デシベルの範囲で調整できる調整機能を搭載、最も下げた状態で完全にフラットな音質になるように設計されている。低域・中域・高域それぞれに4個(計12個)のドライバーを、片方のハウジングに搭載し、開発者によれば、「まるでレコーディングスタジオで聴いているかのような」広大な周波数範囲を提供するという。
ハウジングのデザインはロックミュージックをイメージしたギターピック型。フルカーボンファイバーのボディにチタンベゼルを手作業で焼き付けているハンドメイドのため、1つ1つ色味のニュアンスが異なる。
ユニット構成は左右各12個のカスタムメイド・バランスドアーマーチュア(BA)ドライバー。周波数特性は10〜2万3000Hzで、入力感度は1Mワットで117デシベル。インピーダンスは20オーム。カーボンファイバー&ブラックアルミニウム製キャリングケース、IEMケーブル(3.5ミリ 3ピン 低域調整機能搭載、2.5ミリ 4ピンバランス 低域調整機能搭載)、3サイズのラバーイヤーチップとフォームイヤーチップなどが付属する。価格はオープンで、直販価格は35万9800円(税込)。
Angieは、Laylaの妹分に当たる製品。低域・中域に2個ずつ、高域に4個のドライバーを片方のハウジングに搭載。Layla同様、低域調整機能をケーブルに付けているため、0〜10デシベルの範囲で調整できる。
デザインはロックミュージックをイメージしたギターピック型でレッド・クローム仕上げ。ケブラーファイバーボディにブラックアルミベゼル、フェイスプレートにはリアルカーボンを採用している。
ユニット構成は左右各8個のカスタムメイド・BAドライバー。周波数特性は10〜2万3000Hz、入力感度は1Mワットで117デシベル。インピーダンスは17オーム。付属品はケーブルの低域調整機能とキャリングケースのデザインが異なるだけで、Laylaと同じものになる。価格はオープンで、直販価格は15万9800円(税込)。
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