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「夢のテレビ」が日本上陸――LGエレが有機ELテレビを展開(2/2 ページ)

» 2015年03月26日 15時28分 公開
[天野透ITmedia]
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見た目も高級機にふさわしく

 同社によると、高級機種にふさわしいデザインとユーザビリティを追求したという。OLEDは薄いシート状のデバイスで、液晶テレビのようなバックライトは不要。その特徴を活かし、3機種ともゆるやかなカーブド(曲面)に仕上げた。

 曲がり具合は「半径5メートルの円の弧に沿う」と控えめだ。曲面タイプは映り込みなどの問題も指摘されているが、同社では「人間工学の観点から検証を重ね、映像の臨場感が最大化される曲面率を算出した。視聴位置から目に届く映像情報が均等となり、深い没入感が得られる」としている。

映像の臨場感が最大化される曲面率を採用

 また、画面が宙に浮いたように見えるスタンドや、最薄部がわずか6ミリというパネル部など、外観もプレミアム志向だ。4Kモデルについてはハーマン・カードンとの協業によるサウンドシステムを採用している。

画面が宙に浮いたように見えるスタンドなどデザインにもこだわった

ゆるやかに弧を描く

 ユーザビリティに関しても、同社テレビに搭載されるwebOSを2.0にバージョンアップし、大きく選びやすいランチャーや放送中の番組や録画番組を一覧できる「ライブメニュー」など、より直感的に使えるユーザーインタフェースとした。

WebOS 2.0搭載(写真は液晶モデルのUF8500シリーズ)

 USB外付けHDDを接続してデジタル放送録画も可能。3機種とも3つのUSBポートを備えているが、すべてに外付けHDDを同時に接続できる。これにより、例えばユーザーごとにHDDを使い分けたり、番組ジャンルごとに録画先を切り替えるといったことが可能だ。

 HDMI入力は3系統。4K対応の「EG9600シリーズ」は、3系統すべてが4K入力に対応した。

3つのUSBポートすべてに録画用のUSB外付けHDDを接続しておける

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