同社によると、高級機種にふさわしいデザインとユーザビリティを追求したという。OLEDは薄いシート状のデバイスで、液晶テレビのようなバックライトは不要。その特徴を活かし、3機種ともゆるやかなカーブド(曲面)に仕上げた。
曲がり具合は「半径5メートルの円の弧に沿う」と控えめだ。曲面タイプは映り込みなどの問題も指摘されているが、同社では「人間工学の観点から検証を重ね、映像の臨場感が最大化される曲面率を算出した。視聴位置から目に届く映像情報が均等となり、深い没入感が得られる」としている。
また、画面が宙に浮いたように見えるスタンドや、最薄部がわずか6ミリというパネル部など、外観もプレミアム志向だ。4Kモデルについてはハーマン・カードンとの協業によるサウンドシステムを採用している。
ユーザビリティに関しても、同社テレビに搭載されるwebOSを2.0にバージョンアップし、大きく選びやすいランチャーや放送中の番組や録画番組を一覧できる「ライブメニュー」など、より直感的に使えるユーザーインタフェースとした。
USB外付けHDDを接続してデジタル放送録画も可能。3機種とも3つのUSBポートを備えているが、すべてに外付けHDDを同時に接続できる。これにより、例えばユーザーごとにHDDを使い分けたり、番組ジャンルごとに録画先を切り替えるといったことが可能だ。
HDMI入力は3系統。4K対応の「EG9600シリーズ」は、3系統すべてが4K入力に対応した。
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