Blu-ray Disc Association(BDA)は5月11日(米国時間)、4KやHDRをサポートする次世代Blu-ray Disc「Ultra HD Blu-ray 」(ウルトラ エイチディー ブルーレイ)の規格策定が完了したことを明らかにした。あわせて対応製品の目印となる新しいロゴマークも発表している。
Ultra HD Blu-rayは、最大3840×2160ピクセルの4K解像度に加え、色調も豊かになり、ダイナミックレンジやフレームレートを拡張したコンテンツの再生も可能になる。また次世代の没入型でオブジェクト志向の音楽規格にも対応するという。オプション機能のDigital Bridge(デジタルブリッジ)により、購入したコンテンツは自宅のプレイヤーだけでなく、モバイル機器でも楽しめるようになる。また対応プレイヤーは、既存BDとの互換性確保が義務づけられているため、これまでに発売された1万タイトル以上のBDも引き続き楽しめる。
Ultra HD Blu-ray規格のライセンスは2015年夏に開始される予定。BDAではコンテンツのオーサリングや評価。認証、ディスク製造などに関わる企業と連携し、プレイヤーとソフトの互換性確保や対応機器とコンテンツの普及促進など、エコシステムの構築に当たる。
BDAプロモーションコミッティーのビクター・マツダ議長は、「BDは発売以来、家庭向け高画質・高音質製品のスタンダードとしての地位を確立してきた。今後はUltra HD Blu-rayがUHD対応ホームエンタテインメントの新たなスタンダードとなるだろう。BDの技術特性、とりわけ大容量でデータ転送速度に優れている点は、ほかのどんなメディアより高品質で安定したUltra HDコンテンツを繰り返し再生することに適している」と話している。
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