春のヘッドフォン祭2015
あの注目機種はどんな音?――ファイナルの63万円超弩級モデルやゼンハイザー新密閉型を聴いてきた(4/7 ページ)
ULTRASONEの「黒い、Edition 8」
独・ULTRASONEのエリートシリーズ「Edition」にまた新顔が加わった。人気の「Edition 8」をベースにしたバリエーションモデルの「Edition 8 Carbon」だ。
ルックスの印象は“ブラック”な「Edition 8」。もっとも同シリーズには全身が黒い「Romeo」も存在しているのだが、ブラック・ハードアノダイズドフィニッシュのヘッドバンドやアルミ削り出しのスライダー部分の漆黒のブラックと、銀色のイヤーカップとのコントラストがより強く精悍(せいかん)さを感じさせる。イヤーカップに取り付けられるU字型のインレイにカーボンパネルが使われている。
ULTRASONEのサウンドフィロソフィーとしては、これまでに発売されてきた「Edition 8」も含めて、本体に使用されている素材による音質の違いはなく、一貫して「Edition 8」のサウンドが追求されているということになるのだが、イベント会場に出展されていた「Edition 8 Palladium」など他のバリエーションモデルと聴き比べてみると、新製品のCarbonは低域が厚みが少し増して全体の重心が低くなっているようにも感じられた。それぞれのルックスだけでなく、微妙な音質の違いにも個性が感じられるところも「Edition 8」の魅力なんじゃないかと筆者は捉えている。
なおタイムロードでは、初期に発売された「Edition 8」シリーズの「Ruthenium」「Palladium」について、固定式だったケーブルを、「Romeo/Julia」以来採用されている着脱式のMMCXコネクターに有償で交換できるサービスも実施している。「Edition 8」の初期モデルをいち早く購入されたユーザーにもリケーブルの楽しみや、長く愛用できる機会を提供するサービスとして歓迎したい。
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