パナソニックは9月24日、全方向タイプLED電球の新製品「LED電球プレミア」6機種を発表した。新たに開発した“一体成型ヒートシンク”によって効率的に熱を放散。エネルギーの消費効率を上げ、全モデルで省エネ法の2017年度目標基準値を達成したという。
同社によると、従来のLED電球は、LEDモジュールが取り付けられる“モジュールプレート”とヒートシンクが別パーツで構成されていたため、熱放射・熱伝導にロスがあったという。対して新しい一体成型ヒートシンクは継ぎ目のない1つパーツとすることでロスを抑制。LEDモジュールが発する熱をより効率的に口金方向へ逃がすことに成功している。
これにより、エネルギー消費効率(ルーメン/ワット)が向上。同じ60形相当の従来機「LDA10D-G/Z60/W」(2013年発売)が81ルーメン/ワットだったのに対し、新製品の「LDA7D-G/Z60E/S/W」は110.9ルーメン/ワットと約36%の効率アップを果たした。
また従来製品は断熱材が施工された天井に取り付けられている照明器具で使用するとLEDモジュールからの放熱が妨げられ、寿命が短くなるため使用できなかったが、新製品では熱を効率的に逃がすことができる。このため、そうした照明器具でも使用可能になった。
ラインアップは、電球色相当、昼光色相当、昼白色相当それぞれに40形相当と60形相当を用意。いずれも10月21日に発売する。価格はすべてオープンプライスとなっている。
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