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CESで見つけた“注目のヘッドフォン”総集編 2016CES 2016(6/10 ページ)

» 2016年01月15日 12時16分 公開
[山本敦ITmedia]

オーディオクエストのスティック型USB-DAC「DragonFly」に“赤と黒”のバリエーションが登場

 2012年に発売され、翌年にバージョンアップされた米Audioquestの、USBメモリースティックの形をしたハイレゾ対応DAC「DragonFly」が2年の開発期間を経てアップデートされた。そして今回はさらにシリーズが「DragonFly Red」と「DragonFly Black」の2モデルに枝分かれする。

オーディオクエストの「DragonFly Red」
弟機の「DragonFly Black」

 最大の進化点はマイクロチップのマイクロコントローラーを駆動する際の消費電力を約20mAhへぐんと低く抑えたことで、iPhoneの場合はLightining-USBカメラアダプターを、Androidスマホの場合はUSB OTGケーブルを間に介してUSBケーブルでつなぐことで、スマホでUSB経由のハイレゾ再生が楽しめるようになったことだ。

 DACチップにはBlackがESS Technology社の「ES9010」を、Redが「ES9016」を採用。最大96kHz/24bitまでのハイレゾ再生に対応しており、MacだけでなくWindows PCでもドライバー不要で簡単に使えるところ重視した。

 Redは2.1Vの出力レベルを備え、ハイインピーダンスのオーディオヘッドフォンも鳴らせる。64bitビットパーフェクトのデジタルボリュームコントローラーを採用。Blackの出力値は最大1.2Vで、どちらかと言えばモバイル用途に絞ったインナーイヤフォン向けとして紹介されている。プリアンプ機能のボリュームはアナログ方式。

 北米での販売価格はRedが199ドル(約2.3万円)、Blackが99ドル(約1.1万円)を予定している。

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