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「小さい」は新機能――日立のロボット掃除機「ミニマル」

» 2016年10月17日 16時27分 公開
[ITmedia]

 日立アプライアンスは10月17日、ロボット掃除機「minimaru」(ミニマル)を発表した。本体幅が25cm、高さ9.2cmと小型で、「狭いところや低いところも掃除できる」(同社)という。価格はオープンで、11月19日に発売予定。店頭では10万円前後になる見込みだ。

ロボット掃除機「minimaru」(ミニマル)。型番は「RV-DX1」。シャンパンゴールドとブラックの2色がある

 小型化は、高密度実装技術による独自の車輪構造や、サスペンション機構のコンパクト化、および吸込口・ダストケースなどの効率的なレイアウトにより実現した。また、ロボットクリーナー専用に新開発した走行制御「minimaru AI」を搭載。マッピング機能は持たないものの、複数のセンサーを用いた毎秒250回の高速なセンシングで周囲の状況を素早く判断し、100以上の行動パターンから選択する。「小さいロボット掃除機の課題は、1回の通過で掃除できる幅が狭いこと。素早い“キビキビ”とした動作でそれをカバーする」としている。

掃除のイメージ。壁際からスタートし、部屋全体をカバーしていく

 吸込口には床面のごみをかき出す「回転ブラシ」と、カーペットの綿ぼこりをかき出す「かきとりブラシ」を組み合わせた独自の「ダブルかきとりブラシ」を搭載。2本のサイドブラシと合わせ、フローリングやカーペットなどさまざまな床面に対応するという。

 バッテリーはリチウムイオン充電池で、最長約60分間の掃除が可能。稼働面積は最大32畳。「自動」「念入り」「スポット」という3つの掃除モードを備えた。

 さらに他社にない機能として、充電台に戻ると回転ブラシを逆回転させ、ブラシについたほこりをクリーニングする「ブラシ自動おそうじ」、同じく充電台に戻るたびに強い気流でダストケース内のごみを圧縮する「ごみプレス」運転など、メンテナンスの手間を省く機能を搭載した。ごみプレスでは、ダストケース内に約2週間分のゴミがためられるほか、ゴミを圧縮することで、捨てるときも容易だという。

「ごみプレス」のイメージ

 本体サイズは250(幅)×250(奥行き)×92(高さ)mm。重量は約2.3kg。充電台のほか、お手入れブラシ、リモコンなどが付属する。

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