2016年秋から2017年春にかけてのフラッグシップミラーレス一眼新製品ラッシュはすごかった。
富士フイルムに「X-T2」を皮切りに、オリンパスの「E-M1 II」、パナソニックの「GH5」、そしてソニーの「α9」と立て続けに四天王っぽく誕生。どれもミラーレス機の欠点を補いつつ、長所を伸ばしたカメラでああったわけだが、今回レビューするのはその1つ「DC-GH5」。
細かい事だが「DC-GH5」。それまでパナソニックのカメラは「DMC-〜」だったが2017年からMが抜けたのである。
GH5のスゴさは、プロ向けの動画性能と6Kフォト。
使ってみてびっくりの機能である。
まずはGH5の速さを堪能しよう。
GH5のセンサーは4/3型で2033万画素。
像面位相差AFセンサーは搭載されておらず、コントラスト検出AFのみである。ただ、独自の空間認識AFでAFはすこぶる速い。さっと合う。コントラスト検出方式が苦手なシーンではピントが抜けちゃうこともあるが、基本的にすこぶる快適である。特に動体の捕捉性能が上がっており、動体に追従しながらの撮影は快適だ。
普通に迫ってくる被写体はかなり近くまできても追従してくれるし、AEも追従するので暗いところに入っても対応してくれる。
こっちへ歩いてくる猫もOK。
AFエリアは225点に増え、フォーカス枠専用のジョイスティックが搭載された。ジョイスティックでもタッチパッドAFでも好きな方を使ってAFポイントを動かせる。
AF-C時の追従は、追従感度やAFエリア切替感度を細かく設定可能だ。
AF追従連写は秒9コマを実現。追従しないなら秒12コマ。
でも連写するなら6Kフォトである。
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