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プロ向け動画性能に実用的な6Kフォト、パナソニックの容赦ないフラッグシップ機「DC-GH5」(5/5 ページ)

» 2017年04月26日 06時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]
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 フラッグシップ機だけあって操作性もいい。

 まずは右肩。背面とシャッターボタンの手前に電子ダイヤル。片方を露出補正に割り当てることができる。そしてフォーカスモードも背面に。ここにあるのは超便利。さっとフォーカスモードを変えられるのだ。その左下にフォーカス用のジョイスティックがある。

 WIRELESSインジケータはBluetoothやWi-Fiでスマホとつながっているときに点灯する。

右手親指と人差し指部に重要な操作系が集中している。フォーカス関係が1カ所に集まっているのはすごくよい

 上面にWB・ISO・露出補正のボタンが並んでいるが、手探りで分かるようボタンの形と高さが違っている点に注目。

WBが高くて中央が膨らんでいる。ISOは上下に突起があり、露出補正はフラットで一番低い

 芸が細かい。

 Fnキーは画面上のものも含めると大量にアリ、それぞれ任意の機能を割り当てられる。

Fnボタン設定の画面。かなり自由に割り当てることができる

 メディアはUHS-I/II対応のSDXCカードスロットが2つ。

ハイエンド機ならではのデュアルスロットだ

 動画はミラーレス一眼としては世界初の4K動画の60pに対応。しかもセンサー全域からの読み出しに対応したので、4K動画時に画角が狭くならないのが素晴らしい。

 さらにフルサイズのHDMIコネクターを持ち外部レコーダーへの記録やVFR(可変フレームレート)にも対応。

 ファームアップによって400Mbpsの4:2:2 10bit記録にも対応することが明言されている。

 作例を1つ。なんだか猫ものばかりになって申し訳ない。猫を撮りたくなるカメラだったのだということでご容赦を。

毛づくろい中にびっくりして飛び起きる瞬間の4K動画。猫好きの方はぜひ(ちなみに、猫が何に驚いたのか私もずっとモニターを見てたので分かってません)

 ハイエンドの映像機材としてどうかはちょっとわたしの守備範囲を超えるので評価できないが(申し訳ない)、もともとGHシリーズは映像作品用の機材としても力を入れており、GH5で待望の60fpsの4K動画を実現、ぐっとレベルを上げてきたのは見てとれる。

 でも映像のみならず、スチル用としてもこの速さと6Kフォトは超魅力的だ。

 とりあえず、動きものを撮る人は6Kフォトを試してみるべきだと思う。このクオリティーで撮れるなら欲しい。さすが容赦ないフラッグシップ機である。

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