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日本人の髪に合わせて進化したダイソン「スーパーソニック」――もうヘアアイロンはいらない

» 2017年05月09日 19時20分 公開
[ITmedia]

 「日本人の髪は太く、断面は丸い。欧米人の髪に比べて絡みにくく、きれいに整うが、スタイリングは難しい」。ダイソンでパーソナルケア製品を担当するディレクターのトム・クロフォード氏は、新製品発表の会場でこう指摘した。

トム・クロフォード氏とヘアドライヤー「Dyson Supersonic」の新製品。ハードウェアとしてはほとんど変わらず、温度/風量設定を変更した。またカラバリも4色に拡大

 同社のヘアドライヤー「Dyson Supersonic」(以下、スーパーソニック)は髪を傷めにくいきめ細かい温度管理と大風量で人気を集めているが、一方で日本のヘアスタイリストからは、「もう少し高い温度がほしい」「弱い風もほしい」という要望が寄せられていたという。太い髪の“うねり”やクセを伸ばし、きれいに整えるには、風の温度が高いほうが効率的だからだ。

 新しいスーパーソニックでは、温度を管理するマイコンの設定を変更。従来は風の温度が78°Cを超えないようにしていたが、3段階ある温度設定のうち、高温(温度3)の上限を100°Cまで引き上げた。

 同時に風量も調節。同じく3段階ある風量設定のうち、弱い方の風量2と風量1をさらに弱くしている。例えば高温(温度3)で強風(風量3)のときは従来モデルと同じ78°Cの風が出るが、中風(風量2)では88°C、そして弱風(風量1)は上限の100°Cとなる。つまり、従来のスーパーソニックより“高い温度の弱い風”が得られるようになった。

プロにも愛用者が多いというスーパーソニック

 「日本のユーザーのためにスーパーソニックを改良した。過度な熱で髪が傷む温度よりも低く抑えながら、よりスタイリングしやすく、弱めた風量により優しい風で整えやすくなった」とクロフォード氏。なお、髪を乾かすときなどに便利な強風(風量3)の設定は従来と変わらない。

スーパーソニック愛用者だというシシド・カフカさん

 発表会にはスーパーソニックの日本市場向けインフルエンサーに任命されたシシド・カフカさんも登壇。ヘアメイクアーティストの小田切ヒロ氏にスーパーソニックでストレートヘアにしてもらい、「普段、(ストレートヘアのときは)ヘアアイロンを使っているが、ドライヤーでこの髪になるのは驚き」と話していた。

新色の「アイアン/ブルー」と「インペリアルパープル」

 新しいスーパーソニックは5月10日に発売予定。ダイソンの公式オンラインストアと直営店、家電量販店のほか、今回から百貨店でも販売する。カラーバリエーションは、従来の「アイアン/フューシャ」「ホワイト/シルバー」に加え、「アイアン/ブルー」と「インペリアルパープル」が仲間入り。インペリアルパープルはジェームズ・ダイソン氏がデザインした革ケース付きだ。

 なお、アイアン/ブルーは家電量販店と直営店限定、インペリアルパープルは百貨店と直営店限定販売となる。価格は4万5000円。革ケース付きのインペリアルパープルは5万5000円(いずれも税別)。

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