ITmedia NEWS >

オーディオファンのためのUHD Blu-rayプレーヤー、OPPO「UDP-205」が7月に登場

» 2017年06月12日 15時39分 公開
[ITmedia]

 OPPO Digital Japanは6月12日、Ultra HD Blu-rayプレーヤーの新製品「UDP-205」を発表した。2016年に発売した「UDP-203」の上位モデルにあたり、とくに音質面にこだわった。7月上旬に発売予定。価格はオープンプライスだが、同社ECサイトでの販売価格は21万5784円(税込)。同日から予約受付を開始している。

「UDP-205」

 Ultra HD Blu-ray(以下、UHD BD)はもちろん、Blu-ray Disc、SACDなどの再生に対応するユニバーサルプレーヤー。HDRは、UHD BD規格で必須となったHDR 10に加え、オプションのDolby Visionまでサポートした。対応するテレビなどと組み合わせれば、12bit色信号やフレーム単位の輝度情報制御でより忠実な映像再生が可能になる。

デジタル、アナログともに音がいい

 筐体(きょうたい)は振動対策のために二重構造とし、金属製インシュレーターや低重心配置のディスクローダーを採用するなど、「BDP-105D JAPAN LIMITED」の開発で培った高剛性&低重心の設計を徹底した。

筐体は二重構造

 HDMI出力は音声専用を含む2系統を用意。音声専用出力では、プロセッサから出力されるビデオクロックを破棄し、低ジッターのマスタークロックから再生成したクロック信号に置換する専用回路“ジッター・リダクション・サーキット”が特徴。専用のSAW(Surface Acoustic Wave)発振器はセイコーエプソンの特注品で、J-TEST信号の測定結果では、ジッター由来のサイドバンドノイズを5dB低減したという。

HDMIの音声専用出力

 一方のアナログ音声出力は、XLRバランス(ステレオ)とRCAシングルエンドの7.1chマルチチャンネル出力などを装備。それぞれESS Technologyの新世代DACのフラグシップモデル「ES9038PRO」を独立して搭載している。

ESSの新世代DAC「ES9038PRO」を搭載
XLRバランス出力も装備

 ネットワークやUSB入力のハイレゾ音源再生は、最大768kHz/32bitのステレオPCMデータのほか最大22.6MHzのステレオDSD再生に対応。Macとの接続でもDoP方式で最大11.2MHzのDSD再生が可能だ。

 ヘッドフォン出力も凝ったもの。ES9038PROの出力からダイレクトに接続されたヘッドフォンアンプは同社のポータブルヘッドフォンアンプ「HA-2SE」に相当するという。

トロイダルコア・トランスを採用したオーディオ専用電源回路

 このほかにも100V対応のトロイダルコア・トランスを採用したオーディオ専用電源回路など、デジタル/アナログ双方の音声出力を磨いた。同社では、「音楽再生において同クラスのオーディオ再生機を凌駕する音質を誇る、Audiophile Universal UHD Blu-ray Disc playerだ」と話している。

 外形寸法は、430(幅)×311(奥行き)×123(高さ)mm。重量は10kg。リモコン、電源ケーブル、約1.8mのHDMIケーブル(18Gbps伝送対応)などが付属する。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.