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薄さと質感を突き詰めたエアコン、ダイキン「リソラ」

» 2017年09月28日 12時31分 公開
[ITmedia]

 ダイキン工業は、インテリア性を重視したエアコンの新シリーズ「risora」(リソラ)を発表した。住宅のインテリアデザインに対する意識の高まりを受け、「業界最薄」(同社)の室内機を開発。自動車の内装部品などにも使用される表面処理を施して高級感を演出した。日本初の世界共通モデルとしてグローバル展開を図る。

「risora」(リソラ)の「ラインホワイト」

 シンプルな造形の室内機は、奥行きわずか185mm。ファンのエッジに切れ込みを入れることで風の乱れを抑える新開発の「多連結ソウエッジクロスフローファン」により、従来機と同レベルの運転音でありながらコンパクト化を実現。熱交換機とファンを極限まで近づけることに成功した。

「多連結ソウエッジクロスフローファン」の概要

 前面パネルは5層の表面加飾を重ね合わせ、マットでありながらもツヤもある質感を実現。従来の樹脂素材そのままの処理や単色塗装ではなく、プリント柄をパネルの上に何枚も重ね合わせるインモールド成型技術により、木目や織目など7種類の質感を作り出した。家電量販店では、このうち「ラインホワイト」と「グレイッシュブラウンメタリック」の2種を、また住宅設備向けとして「ファブリックホワイト」「ブラックウッド」「ツイルゴールドソライロ」「フォレストグリーン」販売する。

モダンな和室に合う「グレイッシュブラウンメタリック」
カラーバリエーション

 機能面では、最上位モデルの「うるさら7」で培った「人・床センサー」と気流技術を用い、コアンダ効果によって冷房時は天井に沿わせる気流、暖房時は壁と床に沿って流れる気流とした。人が空気の動きを感じにくいという。

 リソラは、2018年4月下旬にシステムマルチエアコンの室内機として発売予定だ。容量は2.2kWから7.1kWまでの8タイプ(4.0kW以上は単相200V)。

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