ソニーは、米国ラスベガスで1月9日(現地時間)に開幕した家電見本市「CES 2018」で「Life Space UX」シリーズの新しい4K超短焦点プロジェクター「LSPX-A1」を発表した。
LSPX-A1は、壁際に設置した状態で85インチから120インチまでの大画面を投影できる4K/HDR対応の超短焦点プロジェクターだ。昨年の「CES 2017」で紹介された試作機が、いよいよ商品としてお披露目された格好になる。
天面に人工大理石をあしらい、木目調の棚を組み合わせた、まるで高級家具のような佇まい。しかもメタルフレームの上部が円筒形の有機ガラスを使用したツイーターになっているという。これは、「サウンティーナ」や「グラスサウンドスピーカー」のバーティカルドライブ技術をブラッシュアップしたもので、ガラスを加振器で揺らし360度に音を出す。さらに3つのミッドレンジユニットに50W出力のサブウーファーを組み合わせたユニークなサウンドシステムを構築している。
プロジェクターとしては、「4K SXRD」パネル(4096×2016ピクセル)にレーザー光源の「Z-Phosphor」を組み合わせ、HDR対応で画面輝度2500lm(ルーメン)を実現した。HDMI入力は3系統で、いずれもHDCP2.2をサポート。Bluetooth対応のリモコンが付属する。
ソニーによると春頃に米国で発売する予定で、価格は3万ドル程度(約338万円)とかなりプレミアム。日本での発売予定について聞くと「準備ができ次第、アナウンスする」というステータスだったので、何らかのかたちで実施されるものと思われる。
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