「35mmフィルム時代の呪いシリーズ」……でもうちょっとやってくれという編集部からの要望なので、じゃあシャッターの話をしよう、と思ったのである。
狙いをさだめ、タイミングを見計らってシャッターボタン(レリーズボタン)を押す、あるいは画面をタップする。
すると撮影される。
当たり前の話だけど、そのときカメラ内で何が起きているのか、はその構造によって違うのだ。
大きく分けて3種類ある。
一眼レフの場合、次の2つのステップで撮影が実行される。
1.ミラーボックス内のミラーが上がり、光の経路をファインダーからイメージセンサー(フィルムカメラならフィルム)へと切り替える
2.イメージセンサー(あるいはフィルム)の前に設置されているシャッター幕が動いて、シャッタースピードで指定した時間だけ光を当てる。
である。1/500秒なら1/500秒だけ光が通るようにシャッターが動作するのだ。
とある一眼レフを覗いてみるとこんな感じ。
単純にいって、1.の「ミラーの動き」がないので、2.だけになる。
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