ITmedia NEWS >

全部入りの最強ミラーレス一眼、パナソニック「G9 Pro」(4/5 ページ)

» 2018年02月05日 15時35分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 シャッターボタンは軽い。かるーく押したら半押しで、すっとシャッターを切れるので手ブレしづらいかも。

「これ、半押しはないの?」と彼女が言ったくらい、シャッターは軽くて軽快。もちろん半押しでのAFロックはできます

 ファインダーはでかくて見やすい。何しろ368万ドットのOLED(有機ELディスプレイ)。ファインダー倍率は約0.83倍。容赦なくでかい。

 ただ0.83倍はあまりにデカイので、メガネをかけてると隅々がケラれて見づらいとか、でかすぎて周辺部を見落としがちってこともある。でかければいいというものじゃない……と思ったら、ファインダー横のV.MODEボタンを押すと表示倍率を変更できるのだ。3段階で。メガネをかけてる場合、ちょっと小さくすると格段に見通しが良くなる。

ここを押すとファインダー倍率が0.83x、0.77x、0.7xと切り替わるのは実にありがたい。わたしはメガネかけてるので0.77xにした方が見やすかった

 ここまで細かくいじれるカメラはなかなかない。

 背面モニターはバリアングル式。こちらはまあ普通のハイエンド機のモニターだ。タッチパネル付きだ。

モニターを横に開いて回転させるバリアングル式
iAモードで野菜のパフェ。料理やテーブルフォトではバリアングルモニターは便利。iAモードでも露出補正は効くので、+2にして明るくふわっとしてみた(12-60mm 60mm 1/125秒 F4 +2 ISO1600)

 次はボディの話。

 ボディはマイクロフォーサーズ機としては大きめの本格派。

 正面から見ると、マウントの横にレンズ着脱以外に2つボタンが、マウントの右下にレバーがある。このボタンもレバーもカスタマイズ可能だ。好きな機能をレバーで明示的にオンオフできる。

レンズを外して正面から。レンズ着脱ボタン(マウントの右)に加え、カスタマイズ可能なボタンとレバーが付いている

 上面から見ると大きな液晶パネルが。上から見てさっと設定を決められる。左肩には撮影モードダイヤル。これは2段になってて、下はドライブモードだ。

上面から。深いグリップの上にシャッター、電子ダイヤル、3つのボタン。さらに動画ボタンや後電子ダイヤル。左肩に撮影モードダイヤル。大きな液晶パネルも特徴の1つだ

 背面は左上に再生とEVF/MONの切替(これもカスタマイズ可能)。右上にはジョイスティック、その右上にフォーカスモード。さらにロータリーダイヤル付きの十字キーもある。

背面から。新しくジョイスティックが装備された。フォーカスモード切替レバーが背面にあるのはすごく使いやすい
注目のジョイスティック。中央をクリックすることもできる

 そして多くのボタンがカスタマイズ可能だ。

こんなにたくさんのボタンをカスタマイズ可能(一部はモニター上に表示されるタッチパネル用とはいえ)。さらに十字キーにも機能割当が可能だ。

 いやはやすごい。

 ジョイスティックの位置が手が小さい人にはちょっと遠いかな、と思うけど、気になったのはそのくらい。

 いろんな機能にボタンを割り当てられるので、慣れるとめちゃ快適にさっと設定を変えられるのが良い。

 さらにいえば、USB充電可能でデュアルスロットでBluetoothを使った常時接続にも対応で、撮った写真の自動転送もしてくれる。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.