先週最も読まれた記事は「ポロシャツの着こなし……NGなのは?」。2位は「ついに全国発売。『カップヌードルごはん』を食べてみた」、3位は「こんなモノを身につけてはいけない? 男性のNGグッズとは」だった。
筆者が気になったのは、2位に入ったカップヌードルごはん。編集部にサンプルが届いていたので、筆者も食べてみた。記事で岡田記者が「カップヌードルの残ったスープにごはんを入れた味を想像すると、食感が異なるのでちょっと違う」と書いているように、カップヌードルの味というよりはチャーハンの味に近いように筆者には思えた。
この味の方が好きな人もいるだろうが、ラーメンライスを好むB級グルメファンの筆者としては、若干、想像と違う感じではあった。そこで先日、「僕はラーメンライスが食べたいんだよね」と友人に話していると次のようなアドバイスをもらった。
「思ってたのと違うなら……自分で作ればいいんじゃない?」
はっ、確かにそうだ。世の中、前向きな姿勢が大事である。というわけで筆者なりのカップヌードルごはんを作ってみることにした。
用意したのは、日清カップヌードルのレギュラーサイズ(77グラム)。まず、中身を炊飯器の釜にあけて、麺を細かく砕く。そして、米を1合、水は1.5合分入れて炊飯するのである。ラーメンでは通常、残り汁をライスと合わせるものなので、調味料だけでなく麺も入れるかどうか悩んだのだが、そばめしという食べ物もあるので入れてみることにした。
日清のカップヌードルごはんのようにレンジで5分で完成というわけにはいかないが、1時間後、米が炊き上がる。中を見てみると、比重の関係で麺がご飯より上に来ているようだ。
食べてみると、想像していたよりはおいしい。当たり前ではあるが、カップヌードルごはんよりは、本来のカップヌードルの味に近い。ご飯部分はあさりの炊き込みご飯の味に似ている。これはエビのようなシーフードが入っていることが影響しているのかもしれない。ただ、ご飯と麺にうまみが分散して、薄味になってしまっているのが残念であった。
意外と合うかもしれないということで、ご飯に一番合うカップヌードルを求めて、1週間いろんな味のカップヌードルを使って“カップヌードルごはん”を作ってみた。試したのは「ノーマル味」「カレー味」「シーフードカレー&チーズ味」「シーフード味」「チリトマトヌードル味」の5種類。
実際に食べてみると、パエリアのようになるのではないかと想像していたシーフード味はそうはならず、チリの辛さはご飯と相性が悪いなどさまざまな誤算があった。とにかくご飯と麺にうまみが分散され、味が薄くなってしまうのが最大の課題。味を濃くするために、炊く際の水を少なくしてみたのだが、水を1.5合より少なくすると、底面が焦げてしまうのである。
5種類食べてみて、一番相性が良かったのはカレー味。やっぱりカレー味のご飯だけあってそれなりにいける……ってカレーライスだから当然か、と1周回ってきた感じである。富士そばで「カレーカツ丼」なる目新しいメニューがあったので頼んだら、カツカレーが出てきたことを思い出した。まあ、手軽にカレーライスを食べたい人にはこういう手もお勧めと言える……かもしれない。
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