「フツーの真面目な人」は、会社から捨てられやすい人でもあるサカタカツミ「就活・転職のフシギ発見!」(3/3 ページ)

» 2012年10月15日 08時30分 公開
[サカタカツミ,Business Media 誠]
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「捨てられない」社員になるためには

 チェックリストをよく見ると分かると思うのですが、捨てられやすい人の多くは「閉じてしまっている」タイプであり、「向上心が比較的薄い」タイプです。言われたことだけやっていればいい、自分なりに与えられた職務をまっとうしている……こういう自負だけでは、世知辛いビジネス社会は渡っていけないのです。

 組織や場所に帰属している、という安心感には計り知れないものがあります。しかしそれは、ぬるま湯に浸かっているという状態でもあることを自覚する必要があります。周囲にアンテナを張りめぐらせて自分の能力を可視化したり、客観的に判断したりすることを怠ると、いくら真面目に働いていても、あっという間に今の場所を失ってしまうのです。

 殻に閉じこもっている可能性がある人は、すぐにでも別の部署で働いている同期と、ランチをするところから始めるといいでしょう。緩やかな情報交換をすることで、自分の置かれている立場がうっすらと見え始めます。ある日突然訪れる不幸を回避するためには、事前の準備が重要なのです。

名古屋は喫茶店文化の盛んな街。えびフライサンドというご当地メニューもありました(写真と本文は関係ありません)

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