土肥: 2011年、トップはちきりんさんと城さんの対談記事ですね。
吉岡: ちきりんさんはすっかり売れっ子になって……ずいぶんお世話になりました。ちきりんさんとか城さんとか赤城さんとか、土肥さんは対談記事が得意ということが分かったのがこの頃ですね。対談だけでなく、一般の記事でも、働くことや年収などについての記事が増えてきた印象。その辺のテーマは土肥さんがやってくれた記事が多いですね。
土肥: でも、2011年といえばやはり東日本大震災があったので、原発に関する記事がたくさんランクインしていますね。リーマンショックがあって震災があって、景気の先行き不透明感があって……暗いニュースが多かった年でした。
吉岡: 誠のランキングでもそうですね。明るい記事って、『Wu Yuの中国版“新人類”とうまく付き合う方法:中国人女性とのデートで、「中華食べに行こうよ」がNGな理由』くらい?
堀内: そういえば、外国人が日本を褒める番組が最近やたら増えている、実際に視聴率を稼いでる、というのが話題になってますけど、『不思議の国ニッポンが、好かれる理由』はその走りかもしれないですね。編集側としては、ここまで読まれる理由は当時分からなかった。
吉岡: 震災で痛手をうけて、2009年のリーマンショックからも立ち直れていなくて、日本人は全体的に元気がなかったんだと思う……「日本が好かれる〜」的な記事が受けるのは、褒めてほしい、自信を回復したい、っていう気持ちの裏返しだったのかもね。まあ最近は増えすぎだと思いますけど。
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