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丁寧に同意したいときは、Yesではなく“Certainly”:英会話は伝え方で9割決まる(2/2 ページ)
あなたの英語はちゃんと相手に伝わっていますか? ネイティブ流にすることで、より自然に相手に伝わるようになります。何かに同意するとき、Yesとだけ答えてしまうとぶっきらぼうに聞こえてしまうので、“Certainly”と丁寧に答えましょう。
「○○したほうがいいかもね」と言いたいとき
日本人の惜しい英語
- You should think about changing jobs.
転職も考えるべきだね。
もっと伝わる英語
- You might want to think about changing jobs.
転職することも考えたほうがいいかもね。
セイン先生からのアドバイス
You should think about...だと、「○○について考えるべきだ」と相手に自分の意見を押しつける感じです。こう言われたら、相手は「こっちの身にもなれ」と思っちゃうかも。
でもYou might want to think about...だと、「○○について考えたほうがいいかもしれないよ」と、相手を軽く促したり提案するという印象なので、素直に受け入れられそう。
「いますぐにうかがいます」と言いたいとき
日本人の惜しい英語
- I’m coming.
すぐ行きます。
もっと伝わる英語
- I’ll be right with you.
いますぐにうかがいます。
セイン先生からのアドバイス
相手に呼ばれたときにI’m coming.と返答すると、いつ行くのかはっきりしないし、言い方によっては「ああ、うるさい。行くって言ってるだろ」というニュアンスになってしまいます。でもI’ll be right with you.にすれば、「いますぐにうかがいます」「いま行きます」という丁寧なひと言に。
次回は、「○○してもかまいませんか?」などの文例を紹介します。
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