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「○○してもかまいませんか?」と言いたいときは、“Do you mind if...?”:英会話は伝え方で9割決まる(2/2 ページ)
あなたの英語はちゃんと相手に伝わっていますか? ネイティブ流にすることで、より自然に相手に伝わるようになります。相手に「○○してもかまいませんか?」とたずねるときは、“Can I...?”よりも“Do you mind if...?”のほうがより丁寧です。
「もしご存じでしたら……」と言いたいとき
日本人の惜しい英語
- Do you know where the post office is?
郵便局はどこですか?
もっと伝わる英語
- Do you happen to know where the post office is?
つかぬことをお聞きしますが、郵便局の場所をご存じですか?
セイン先生からのアドバイス
Do you happen to...?は、「もしかして○○ですか?」という意味です。これを入れると、とても丁寧な印象を与えます。「もしかしてご存じですか」とたずねることで、「知らないなら知らないで結構ですよ」と、こちらが相手を気遣っていることを伝えます。
- Do you happen to have some cold medicine?
風邪薬なんて置いていないでしょうか?
- Do you happen to have a subway map?
地下鉄の路線図などは置いていたりしませんでしょうか?
- Do you happen to know where the elevator is?
エレベーターの場所をご存じではないでしょうか?
- Do you happen to have some time tomorrow?
明日、空いている時間があったりしませんか?
間接的に断るとき
日本人の惜しい英語
- I can’t join you.
ご一緒できません。
もっと伝わる英語
- I don’t think I can join you.
ご一緒できそうもありません。
セイン先生からのアドバイス
せっかくの誘いを断るときには、言い方には十分気をつけたいもの。そんなときには、文頭にI don’t thinkをつけた間接的な断り表現を使って、やんわりと断ってみてはいかがでしょうか。
- We don’t have time today.
今日は時間がとれません。
↓
- I don’t think we have time today.
今日は時間がとれそうもありません。
- There’s not enough money.
お金が足りない。
↓
- I don’t think there’s enough money.
どうやらお金が足りなそうなんです。
次回は「自然な英語、不自然な英語」について。
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