au版iPhone 4S、国際ローミング時の事業者選択が可能に
3月8日から提供されているiOSの最新バージョン「iOS 5.1」にアップデートすることで、au版iPhone 4Sで「iMessage」「FaceTime」の利用と、国際ローミング時の通信事業者選択が可能になる。
KDDIが3月8日、au版「iPhone 4S」のOSアップデートに伴う機能拡充を案内した。3月8日から提供されているiOS 5.1にアップデートすることで、「iMessage」と「FaceTime」が利用可能になるほか、国際ローミング時に通信事業者を選択できるようになる。
iOS 5のau版iPhone 4Sでは通信事業者を選択できず、渡航時に「海外ダブル定額」に対応しない通信事業者に接続される恐れがあった。iOS 5.1にアップデートすると通信事業者の選択が可能になり、国際ローミング時に海外ダブル定額対応の事業者に固定できる。GSM事業者を選択する場合、「設定」→「一般」→「ネットワーク」で「データローミング」をオン、「グローバルCDMA」をオフにする。続いて「設定」→「キャリア」で「自動」をオフにし、海外ダブル定額対象の事業者を選べばよい。CDMA事業者を選択する場合、「グローバルCDMA」をオンにすると、CDMA事業者を優先して自動接続される。海外ダブル定額は72の国と地域で利用できる。海外ダブル定額対象の事業者は、「GLOBAL PASSPORT」アプリから確認できる。ダウンロードは以下から。
なお、SMS(i)(Cメール)でEメール(~@ezweb.ne.jp)の着信通知を受信できるEメール着信お知らせを利用している場合、iOSのアップデートに伴い通知が表示されなくなるので、3月13日から開始されるEメールのリアルタイム受信機能を利用する必要がある。
関連記事
「iOS 5.1」提供開始――Siriが日本語対応、au版iPhone 4SでFaceTimeとiMessageが利用可能に
3月8日、iOSの最新バージョン「iOS 5.1」が提供された。iPhone 4SのSiriが日本語に対応したほか、au版iPhone 4SでFaceTimeとiMessageが利用可能になった。au版iPhone 4S、3月13日からEメールのリアルタイム受信が可能に
KDDIが、auのiPhone 4Sについて、3月13日からEメール(~@ezweb.ne.jp)のリアルタイム受信に対応させることを発表した。au向けiPhone 4S、1月27日からEメールの絵文字表示が可能に
au向けiPhone 4SのEメールで、1月27日から絵文字の表示が可能になる。KDDI、iPhone 4Sの絵文字やメール即時通知などの対応時期を案内
KDDIが、au向けiPhone 4Sの絵文字、メール即時通知、MMS、iMessage、国際ローミング時の事業者選択などの対応時期を案内した。通信事業者を選べない?――au版iPhone 4Sの国際ローミング、パケット代に注意
「iPhone 4S」はGSM/W-CDMAに加えCDMA2000方式にも対応しており、世界中の事業者でローミングを利用できる。ただし渡航先によっては「海外ダブル定額」が適用されない事業者を選択してしまい、高額請求になる恐れがある。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.