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「spモード」の通信障害、全国270万人に影響か 原因は保守設備の誤設定
14日夕方に発生した「spモード」の通信障害は、全国の約270万人に影響した可能性がある。原因は、保守用ネットワークに増強された設備の誤設定。
11月14日に発生したNTTドコモの「spモード」の通信障害について、影響を受けた可能性のあるユーザーが全国で約270万人にのぼることが分かった。
今回の障害は、14日18時1分に発生。spモードメールやdメニュー、iチャネルなど、スマートフォン向けサービスの多くが利用しづらくなり、20時30分までに約480件の問い合わせが寄せられたという。通信障害は約1時間40分後の19時43分に復旧した。
ドコモでは同日午後5時から、spモードの商用ネットワークを監視・運用する保守ネットワークの設備増強を行っており、その工事後に障害が発生した。増強した設備を保守網から切り離したことで障害が復旧したため、この設備の一部に設定の誤りがあったことが原因とみられる。ただ、商用網と保守網はそれぞれ切り離して構築されており、なぜ保守用設備の不具合が商用サービスに影響したのかは調査中だという。
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なお保守設備がトラブルを起こしたため同時間帯の通信記録が残っておらず、正確な影響範囲については不明。約270万人という数値は過去の利用状況から予測された最大のユーザー数であり、ドコモでは「実際に影響を受けたユーザーの数はそれよりも少ないと考えられる」としている。
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