東京駅に「デジタルポスター」登場――裏で携帯電話網が活躍

» 2008年07月14日 17時10分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

 7月14日、ジェイアール東日本企画が運営する「デジタルポスター」が東京駅八重洲南口コンコースに設置され、同社がメディア向けの説明会を行った。このデジタルポスターは、7月14日から9月30日(5時から24時まで)まで試験的に公開され、ジェイアール東日本企画では、この結果を反映させた形で本サービスを開始する予定だ。

Photo 東京駅八重洲南口コンコースに登場した「デジタルポスター」

 デジタルポスターは、1分ごとに広告が切り替わるデジタル版のポスター。ディスプレイには65インチの縦型液晶(ハイビジョン)を採用し、高精細な静止画像を表示できるという。八重洲口コンコースには、5本の柱に計10面のディスプレイが設置され、行き交う人の目を楽しませていた。

 今回設置されたデジタルポスターの特徴は、表示する広告の意匠や配信スケジュール、動作監視などの情報を、携帯電話網を通じて配信している点だ。これまでのデジタルポスターは有線ネットワークを通じて情報を配信しており、設置にあたっては「工事を含めて約2000万円のコストがかかった」とJR東日本旅客鉄道 事業創造本部の原口壮裕氏。携帯電話網を利用することで、このコストが不要になるとともに、設置場所の自由度が増すという。また、携帯電話網を通じて情報を配信するのを1本の柱のみとし、残りの4本の柱向けには無線LANを通じて配信することで通信コストの削減を図っている。

 また、ディスプレイには同じクライアントの異なる画像を一度に表示したり、時間帯や曜日によって表示内容を変えるなど、多彩な表現が可能。駅などでは時間帯や曜日によって通行するユーザー層が異なるが、こうした条件下でもニーズに合った情報を配信できるという。

 なお。今回の配信にはイー・モバイルの下り最大7.2Mbpsの携帯電話網を採用しているが、今後はJR東日本が参画するUQコミュニケーションズが提供を予定しているWiMAXなど、他の無線通信網を採用する可能性もあるとしている。

Photo 高精細なディスプレイを採用しており、細かい文字もつぶれることなく表示できるという
携帯業界のトレンドを知りたいと思ったら→+D Mobile「業界動向」へ
  • 各キャリアの発表会リポート
  • 国内外の携帯市場動向
  • 通信業界のキーパーソンインタビュー
  • 携帯事業者別シェア/携帯出荷台数
  • 携帯関連の調査リポート記事

携帯業界のトレンドや今後を把握するのに必要な記事だけを集めたのが“+D Mobile 業界動向”。記事はトピックや連載ごとにアーカイブされ、必要なときにまとめてチェックできます。
今すぐアクセス!


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月06日 更新
  1. KDDIのローミング縮小でも「やめる理由にはならない」 楽天モバイルユーザー4人が語る本音と“経済圏”の囲い込み (2026年10月05日)
  2. KDDIのローミング終了で楽天モバイルはどう変わる? 心もとない700MHz帯、独り立ちのカギは5Gにあり (2026年10月03日)
  3. ドコモがほぼ全ての料金プランを値上げ それよりも端末の値上げが気になるこの頃 (2026年10月03日)
  4. ドコモがRCSで同意未取得の不備 約1万6000件に影響、対象ユーザーは利用停止に (2026年10月04日)
  5. JALモバイルはなぜIIJに加え「ahamo」を選んだのか? JALとドコモが明かす“ホワイトレーベル”の狙い (2026年10月05日)
  6. 注目点は“可変絞り”だけじゃない! 「iPhone 18 Pro」のカメラは思った以上に変わっている (2026年10月05日)
  7. ahamoがついに料金プランを改定。段階制へ――「40GB」が業界の新たなスタンダードになるのか (2026年10月04日)
  8. 高市首相がAppleに要請――「自殺防止機能の搭載を」 生成AIへの相談増加を受け (2026年10月03日)
  9. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  10. WAON POINTやAEON Payのキャンペーンまとめ【10月4日最新版】 ポイント10〜20倍の獲得チャンス多数 (2026年10月04日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー