今日から始めるデジカメ撮影術
第57回 野球とピントとタイミングの関係(3/3 ページ)
ちょっと角度を変えて撮ってみよう
学校のグラウンドや公園の球場なんかで試合する少年野球だといろんな場所で撮影できるので、ときには動き回ってみよう。
迫力あるのはバックネット裏。
こんな風にピッチャーもバッターも守備も撮れたりするのだ。これは結構楽しいし、こういう角度なら、大望遠デジカメじゃなくても十分楽しめる。
この場合に注意すべきは、ネット。
普通はこのようにネットにピントが合ってしまうし、ネットの向こうにピントを合わせても、ネットはやはり邪魔だ(スポットAF機能があればそれを使い、できるだけネットの向こうにピントが合うよう液晶を見ながら半押ししよう)。
そういうときの手は2つ。ひとつはもっとネットに近づく。でもあまり近づくと危険なので、審判から怒られるかも。もうひとつはできるだけ望遠で撮ること。
望遠にすればするほど、手前のもの(正確にはピントが合っている位置よりずーっと手前にあるもの)がボケて目立たなくなるからだ。
同じような距離で撮った写真だが、ネットのボケ具合が大きくて気にならなくなっているはず。ピッチャーの球が結構速くて、内角の球にバッターがのけぞってしまったのがよく分かる。
もっと望遠にするともっとボケる。
これならネットも気にならない。
もっと望遠にするともっとボケる。うすーく緑のネットがあるのがかろうじて分かるくらいだ。
ネット裏で撮るときは、この手前にあるものは大きくぼけて目立たなくなるという法則を使いたい。
もうひと工夫して、低い位置から撮ってみた。
バッターとキャッチャーの隙間にピッチャーが見えるような角度で撮影。結構迫力がある写真になった。ネット裏は狙い目なのだ。
試合は結構実力差があり、小学校3~4年生のまだ野球がちゃんと身についてない年齢同士の試合だったので、ファイターズが一方的に勝利したのでありました。
ともあれ、基本はまず半押しでフォーカスロックをし、構図を決めて、ここぞという瞬間を狙って撮る、ということと、「打ってから撮っては遅い」ので早めにタイミングを見計らってしっかり撮るということ。あとは全身の写真をちゃんと撮ってから、望遠でのアップを狙おうってこと。
実はこの連載が本になりました。「デジカメ撮影の知恵」(宝島社新書)です。よろしければどうぞ。
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