荻窪圭のデジカメレビュープラス
光学25倍ズームのソニー「RX10 V」はもう“レンズ一体型α” 1台で何でも撮れそうな万能感に浸れるぞ(6/7 ページ)
残念なのは「プリ撮影」が搭載されなかったことだ。
ISO感度はISO100からISO12800まで。この設定範囲は前モデルのRX10 IVと同じだが、高感度時の画質は少し良くなってる感じだ。
ISO12800まで上げて手持ちで夜景を撮ってみた。さすがにセンサーサイズが1型ということもあり、大きなセンサーを積んだカメラに比べると高感度撮影には弱い。
ただ600mm相当でF4という明るさでもあり、そこまで感度を上げなければならないシーンはそうないかな、という気はする。
動画は最高で4K/120fps。昨今のαシリーズ同様、撮影モードダイヤルと同軸に、静止画・動画・S&Q(スロー&クイック)の切り替えレバーがある。
なおバッテリーはα7シリーズと同じ「NP-FZ100」。バッテリーの持ちはCIPA規格で約570枚(ファインダー使用時)、約630枚(背面モニター使用時)である。レンズ一体型にしてはバッテリーは大きいので持ちは良い。
1型センサー機とはいえ、24-600mm相当とめちゃ望遠に強いし、望遠端でもF4.0と大口径のレンズだしで、レンズ交換なしに何でも撮れる……特に望遠撮影を求める人にはたまらないカメラであるが、その分ちと大きくて高価だ。
レンズ部を除いた大きさはα7Vと同じくらいだし(もちろんレンズ込みで考えるとRX10 Vの方がコンパクトだ)、質量もバッテリーとSDカードをいれて約1111gと1kgをちと越える。
価格は約36万円。前モデルのα10 IVに比べると(9年前と物価も為替も全然違うとはいえ)かなり上がっている。
でも、これ1台でほぼ何でも撮れそうな万能感は他にはない魅力で、ここまでカジュアルに600mm相当の望遠を振り回せるのは実に楽しい。レスポンスもよく、撮影感覚も快適だ。そもそもAPS-Cやフルサイズ機で600mm相当のレンズなんて考えただけで重くて高くて気軽さはゼロである。と考えると、リトルα7的な感覚で使えるRX10 Vは実に魅力的な1台なのである。
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