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動画カメラは混沌の時代へ? ミラーレス一眼へ乗り出すアクションカムメーカーも現れた2026年前半の業界動向(2/3 ページ)

気になるのは動画カメラ

 ソニー以外のメーカーはというと、ニコンは新しいボディはなし(最新が25年秋のNikon ZR)、キヤノンは「EOS R6 V」。

 ZRもEOS R6 Vもいうまでもなく動画カメラである。動画も撮れるカメラではなく、明確に動画ニーズへ振ってきたのだ。それが26年の特徴といって良さそうだ。

 ZRのRは……公式には説明されていないが、ニコンが買収したシネマカメラメーカー「RED」の頭文字といっていいかと思う。

 REDは映画製作用カメラのブランドで、そこにつながる「Z CINEMA」という新しいシリーズだ。今後本格的な映像クリエイター向けのラインが充実してくるはず。

新たなZ CINEMAシリーズの第一弾「Nikon ZR」。ボディや操作系が動画撮影仕様になっている

 EOS R6 VのVは、たぶんVideoやVlogのV。EOS R50 Vと同様、動画クリエイターをターゲットにしたカメラだ。キヤノンはすでにシネマカメラのEOS Cシリーズ「CINEMA EOS SYSTEM」がラインアップにあるので、それとは一線を画した動画クリエイター向けの製品といえる。

EOS R6 V。EOS R6 IIIの動画仕様版で、CINEMA EOSの技術も取り入れたハイエンドな動画カメラだ

 動画も撮れるミラーレス一眼や、Vlog用のカジュアルな動画カメラではなく、ガチ系の動画仕様カメラに力を入れてきたのが印象的だ。

 ソニーはすでにVlogなど映像をカジュアルにクリエイトしたい人の「VLOGCAM」、本格的なシネマカメラの「FX」と、αシリーズと合わせると3本のラインがすでにあるわけで、各社とも一通りそろってきたわけだ。

 が、ここで注目したいのが動画カメラのもう1つのジャンル、アクション/ウェアラブルカメラメーカーである。

 具体的には、アクションカメラの元祖であるGoPro、ドローンから手を広げてきたDJI、360度カメラから手を広げてきたInsta360の3社だ。

 GoPro社は他の2社にお株を奪われて、いささかつらい立場にある(しかも大きな損失が続き、5月には会社売却や合併を含む戦略的選択肢の検討を公式に表明している)が、新シリーズの「MISSION 1」ではセンサーサイズを1型にし、超小型シネマカメラという道を模索。秋にはマイクロフォーサーズマウントのレンズ交換式モデルも用意する。これはボディのコンパクトさを生かし、小型軽量なシステムを組めるということだ。

 ただ、マウントに電子接点がなく、絞りの電子制御やAFに対応できないのでこれを生かせるレンズや撮影シーンは限られようが、超小型シネマカメラという道の模索は面白い。

秋に発売予定のレンズ交換式「GoPro MISSION 1」。マウントはマイクロフォーサーズながらセンサーは1型で電子接点もない

 従来のアクション/ウェアラブルカメラが持つ広角単焦点レンズ+固定フォーカス(パンフォーカス)を生かした、どこにでも装着して自在に撮れるカメラというメリットは、撮れる絵面がどうしても限られるというデメリットも持っていたわけで、より幅広い撮影を求められると、どうしてももう1台のカメラが必要だった。

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