Google、AI画像生成・編集ツール「Google Pics」提供開始 特定オブジェクトの編集や文字翻訳も可能

 米Googleは9月1日(現地時間)、AI採用の画像生成・編集ツール「Google Pics」を発表した。Google Workspaceのツールとして、今後数週間かけて「Google AI Pro」「Google AI Ultra」の加入者と、大半のWorkspaceビジネス顧客に順次提供していく。Workspaceでは「Business Standard」以上のプランが対象だ。

(画像:Google)

 同社の画像生成・編集モデル「Nano Banana」をベースとし、ポスターのデザインやSNS投稿用の画像制作、デジタルイラストの編集などを想定する。単体プロダクトとして提供するとともに、Googleスライド、Googleドキュメント、GoogleドライブなどWorkspaceアプリにも統合する。

 利用方法は2通りで、Web版のスタンドアロンアプリ(pics.new)と、Workspaceアプリ上の統合機能が用意されている。作成した画像は各プラットフォーム間で自動的に同期される。ドキュメントとスライドへの統合は発表と同時に始まっており、ドライブには数週間以内に展開する。

 画像内の特定のオブジェクトだけを切り出して他の部分を変えずに変形できる「オブジェクトセグメンテーション」や、特定の領域にテキストでコメントを入力して修正を指示したり、複数の編集をまとめて実行したりできる機能を搭載する。画像に埋め込まれたテキストは、デザインやフォントを崩さずに修正・翻訳が可能だ。

"画像内のテキストの編集"(画像:Googleの動画より)

 作成した画像を同僚や友人と共有して同じ画像を一緒に編集する機能や、1つのプロンプトから複数のバリエーションを生成して好みのものを選ぶ機能も備える。画像はテキストプロンプトから新規に生成するほか、ドライブ、フォト、ローカル環境にある既存の画像をアップロードして編集、加筆することもできる。

 Googleは、PicsとGoogleフォトとの違いについて、Picsは仕事や家庭、学校でのプロジェクト向けに画像を生成・編集するWorkspace内の制作ツールであり、フォトは個人の思い出をバックアップ・整理・検索・編集する場所だと説明している。

 なお製品ページには、Google Picsは現在展開中で、まだ利用できない場合は改めて確認するよう案内するバナーが掲示されている。

 Google Picsは5月の開発者会議「Google I/O」で初披露されていた。「Canva」「Adobe Express」「Microsoft Designer」などのデザインツールの競合となりそうだ。

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