小寺信良のIT大作戦

今度は“ディスプレイなし”のAIグラス、「Rokid Ai Glasses Style」を試す(4/5 ページ)

現状の課題は何か

 メガネフレームとしてはブラック、トランスペアレントグレーの2タイプがあるが、サイズバリエーションはなく、1サイズである。今回はトランスペアレントグレーをお借りしているが、先に発売されたRokid スマートAIグラスよりもレンズ部分が大きいため、かなり大きいメガネに見える。

左が「Rokid スマートAIグラス」、右が「Rokid Ai Glasses Style」

 また鼻あてがフレーム一体となっており、レンズ面が顔に近い。このため、筆者の顔にはテンプル部が後ろに余ってしまう状態となり、ずり落ちやすい。レンズ部の大きさと相まって、顔のサイズよりもかなりデカいメガネをかけているような感じになる。

鼻あてがフレームと一体
メガネとしてはかなり大きい

 メガネとして、こうしたデザインを好んで購入する人は少ないだろう。まるでパーティーグッズにある変装用メガネのようで、ワールドワイドで受け入れられるとはあまり思えない。Metaも同様のディスプレイなしAIグラスを積極的に展開しているが、フレームデザインを多種多様に展開しているのとは対照的で、今後AIグラスは、機能がよくてもフレームデザインが原因で選ばれないというケースも出てくるだろう。

 音声のみのAIグラスは、音声読み上げ精度が重要になる。Rokidの音声読み上げは、結構音訓の読み間違いが多い印象だ。情報はクラウドのAIからテキストで送られてきて、スマホ上のアプリで音声化し、それをグラスに送っているものと思われる。スマホアプリ上の読み上げ精度に難があるようだ。特にStyleの場合はディスプレイがない分、音声が頼りなので、ここが読み間違えていると正確に情報が聞き取れない。

音声対応例。漢字の読み間違えが多く、意味がわからないところがある

 ナビゲーション機能としては、Google マップと連携し、音声案内でルート案内をしてくれる。渋谷駅周辺で試してみたが、周囲が騒がしくてナビの音声がよく聞き取れなかった。このあたりがオープンイヤー型スピーカーの課題だろう。

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