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SAPのSOAプラットフォーム、Cisco、Intelなどの大手が支持

» 2005年05月19日 08時24分 公開
[ITmedia]

 SAPは米ボストンで開催の顧客カンファレンス「SAPPHIRE 05」で5月18日、同社のサービス指向アーキテクチャ(SOA)プラットフォーム「Enterprise Services Architecture」(ESA)に関してハードやネットワーキングなどのハイテク大手各社との提携を発表した。

 提携先はAdobe、Cisco、Computer Associates(CA)、EMC、Intel、Macromedia、Mercury、Microsoft、Symantec、VERITASの各社。SAPからESAをライセンスし、柔軟性強化、速度向上、コスト削減、リスク低減というWebサービスの利点を活用した「エンタープライズサービス対応」ソリューションの提供に当たる。

 Ciscoでは自社のIntelligent Information Network構想に沿ってESAを採り入れる計画。また、SAP Business Oneの機能を次世代ネットワークの一部としてシームレスに統合、ソフトとハードの導入簡素化を図る。

 Intelは仮想化、管理性、ビジネスインテリジェンス、RFIDの分野でSAPと協力、Itanium 2から64ビット版のXeon、Centrinoに至るまで幅広いIntelプラットフォームで次のレベルのエンタープライズサービス提供を目指す。

 MicrosoftはSAPと共同でコードネーム「Mendocino」と呼ばれる新製品の開発計画を発表済み。Mendocinoではエンタープライズサービスを活用して特定のSAPプロセス機能を直接Microsoft Officeアプリケーションと連動。この製品はESAとSAP NetWeaver、Microsoft .NET、Microsoft Office System、Microsoft SQL Serverのフル機能を活用するものになると説明している。

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