News Weekly Access Top10(2006年9月10日-9月16日)
mixiが急に有名になった日
先週のアクセストップは、先々週に引き続き「男おやつ」に関する記事。記事が掲載された日、ITmediaの「オフィスグリコ」(オフィス用のお菓子セット)はすっからかんになってしまった=写真。この記事は、社内にも大いなる“メディアパワー”を発揮してしまったようだ。
10位には、14日に上場したミクシィ笠原健治社長へのインタビュー記事が入った。ミクシィの上場は一般紙やテレビでも大々的に取り上げられ、「“ネット第3世代”の旗手」などと紹介されることもしばしば。ライブドアの堀江貴文前社長と比べるような報道も目にした。
笠原社長は丁寧で、言葉に隙がない。インタビューでは一語一語、ゆっくり言葉を選んで話す。質問に対してじっと黙り込んで考えることもしばしば。受け答えは常識的でまっとうで、いわゆる“爆弾発言”がほとんどないため、ちょっと難しいインタビュー相手とも言える。
メディアへの露出も少なく、mixi事業で公式に記者会見したのは上場会見が初。上場会見では緊張からか、汗を拭いたり、メガネをはずしたりと少し落ち着かない様子だったが、受け答えはいつも通り。発言は丁寧で隙がなかった。
今朝のニュース番組で知ったのだが、笠原社長が上場会見で着ていた服は、社員がコーディネートしたものだという。社員のビンゴ大会で「社長に何でもしていい権利」を当てた女性社員が、「社長のトータルコーディネート権」をゲット。上場会見の服を選んだそうだ。
社員の平均年齢は28.8歳(3月現在)で、30歳の社長と同年代。ミクシィに取材に行くたび、社長は社員に愛されているなぁと感じる。
mixiのサービスは、使いやすさという実力と、口コミの力で成長してきた。お金をかけて派手な広告を打ったわけではなく、地道で地味だった。それだけに、上場をきっかけにしたこの大騒ぎに、記者は個人的に何か違和感を覚える。
今やネットの外からも注目される企業になった同社。メディアの扱いも株価も過熱感があるが、笠原社長はすべてを冷静に受け止め、地面から足を離さないよう努力しているんじゃないか――そんな気がする。
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