2008年のホリデーシーズンがいよいよ始まろうとしている。ホリデーシーズンといえば、特別な誰かのための新しいPCを購入するための時期でもあり、市場には賢い消費者のために多種多様なノートPC新製品が投入されている。
Dell、東芝、HP、Gatewayなどの新製品も含め、市場には既に多数のノートPCが投入されているが、今年の年末商戦期の一番人気の商品はAppleのMacBookとMacBook Proの新モデルということになりそうだ。
Appleはここ2年間、米国のPC市場で着実にシェアを拡大しており、今年10月には新たにアルミ筐体のMacBookとMacBook Proをリリースしている。NPD Groupによると、MacBookシリーズのラインアップに加えられたこの2つの新製品は2008年の年末商戦期の大ヒット商品になる見通しという。
「景気の後退にもかかわらず、ノートPCの売り上げは少なくとも10月中は電化製品のほかのどのカテゴリーよりも好調に推移した。消費者市場に関しては、Appleは依然として好調であり、MacBookも好調ということだ」とNPD Groupのアナリスト、スティーブ・ベイカー氏は語っている。
新しいMacBook製品の割高の価格(今年リリースされたアルミMacBookの価格は1299ドルから)に抵抗を感じる向きには、大手ベンダー各社がもっと手ごろな価格で各種のノートPC製品を提供している。
NPD Groupのデータによると、大半の消費者は標準的なノートPCを探しているようだ。15インチまたは16インチのディスプレイを搭載し、重量は2.2〜2.7キログラム前後で、価格が680ドル程度のノートPCだ。このカテゴリーでは、Acer、東芝、HP、Dellなど、ベンダー各社がそれぞれ、さまざまな機能を搭載する新モデルを投入している。
消費者の気持ちがノートPCに向かう中、従来からの家庭用デスクトップPCはかなり買い得になっているようだ。現在、Microsoft Windowsを搭載する平均的なデスクトップPCは550〜570ドル前後で販売されており、こうしたデスクトップPCは500〜750GバイトのHDDを搭載している。
最先端のデスクトップPCを求める向きには、Dellが新製品「Studio XPS」を提供している。Studio XPSはIntelの最新のマイクロプロセッサ「Core i7」を採用した第1弾のPCの1つ。Studio XPSの価格はディスプレイなしで949ドル、19インチのディスプレイ付きで1099ドルとなっている。
そのほかに消費者がチェックするであろうPCには、いわゆるNetbookがある。IntelのAtomプロセッサや旧型のCeleronプロセッサを採用している超小型ノートPCだ。
ベイカー氏によると、今年の年末商戦期には、大半の消費者はこうしたノートPCの購入は控える見通しという。だがTechnology Business Researchのアナリスト、ジョン・スプーナー氏はAcerの「Aspire One」やDellの「Inspiron Mini 9」、HPの「Mini 1000」などのNetbookや超小型ノートPCはコスト意識の高い消費者に支持されるだろう、と指摘している。
こうした低価格の超小型ノートPCの価格は350ドルから。
「現在の経済情勢を考えれば、今年の年末商戦期にはNetbookの人気が高まるだろう」とスプーナー氏は語っている。
デル、「XPS」と「Studio」にCore i7搭載モデルを投入
アップル、新アルミボディにMini DisplayPort搭載の「MacBook Pro」Editorial items that were originally published in the U.S. Edition of “eWEEK” are the copyrighted property of Ziff Davis Enterprise Inc. Copyright (c) 2011. All Rights Reserved.
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