米司法省は3月10日、日立ディスプレイズが液晶パネルの価格カルテルを結んでいたことを認め、3100万ドルの罰金を支払うことに同意したと発表した。
司法省によると、日立ディスプレイズは2001年4月1日から2004年3月31日に米Dellに販売したデスクトップPCディスプレイやノートPC用のTFT液晶パネルの価格を操作した。他社と共謀して、事前に決定した価格水準でDellに液晶パネルを販売したほか、合意した価格が守られているか監視するための情報交換も行っていたという。
液晶ディスプレイの価格カルテルに関しては、日立ディスプレイズのほかLG Display、シャープ、Chunghwa Picture Tubesも有罪を認めている。LG Displayは4億ドル、シャープは1億2000万ドル、Chunghwaは6500万ドルの罰金を科された。またChunghwaの元CEOおよび2人の幹部、LG Display幹部1人が有罪を認めて懲役刑と罰金の支払いを言い渡されている。
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