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YouTubeがCD購入のきっかけに 若年層で顕著

» 2009年03月13日 00時00分 公開
[ITmedia]
画像 CDを購入するきっかけ

 CDを購入するきっかけは――日本レコード協会が3月12日に発表した「音楽メディアユーザー実態調査」によると、最も多いのは「テレビの音楽番組」で、若年層では「YouTube」という意見も多かった。

 昨年10月、首都圏の12〜69歳の男女1200人に対して質問紙で調査した。同様の調査は、音楽ユーザーの実態を知るために毎年実施している。

 CD購入のきっかけを聞いたところ、最も多いのは「テレビの音楽番組」(59.3%)。次いで「テレビの楽曲CM」(52.6%)、「テレビドラマ」(42.5%)だった。

 YouTubeと答えたのは全体の8.1%にとどまったが、男性の大学・専門学校生では32.1%、女性の大学・専門学校生では22%、男子高校生では26.5%、女子高校生では29.1%に上った。

 「YouTube以外の無料動画配信サイト」は全体で3.7%で、男性の大学・専門学校生では28.8%だった。「アーティストの公式サイト」「着うた・着うたフル」がきっかけでCDを購入すると答えた若年層も多かった。


画像 CD購入率と平均購入枚数
画像 有料音楽配信サービスの利用経験率

 過去半年間のCD購入率は41%、平均購入枚数は6.21枚と、昨年の調査結果からほぼ横ばい。有料音楽配信サービスの利用経験率は12.1%で、2004年から5年連続で増加した。世代別では20代の社会人と女子高生の利用が多い。


画像 着うたのダウンロード経験率
画像 着うたフルの入手先

 着うたのダウンロード経験率は25.9%で昨年から3ポイント減少した。着うたフルの利用経験率は18%で、昨年から2ポイント増にとどまっており、拡大傾向は一段落しているようだ。

 着うたフルの入手先として最も多いのは「無料サイト」(14.9%)で、有料サイト(8.5%)を6.4ポイント上回った。男子高校生では55.8%が「無料サイト」と答えた。

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