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Google Chrome、ハッキングコンテストで唯一の生き残りブラウザに

» 2009年03月23日 07時07分 公開
[ITmedia]

 カナダのバンクーバーで3月18〜20日に開催されたハッキングコンテストPwn2Own 2009で、参加者らはGoogleのChrome以外の主要Webブラウザすべてのハッキングに成功した。このコンテストはカナダのセキュリティ企業dragostech.comが2007年から毎年開催しているもので、今年はWebブラウザと携帯端末のセキュリティ侵入のテクニックが競われた。

 ターゲットとなったWebブラウザは、Windows 7搭載のソニーのVAIOにインストールされたInternet Explorer(IE)8、Firefox、Chromeと、Mac OS X搭載のMacBookにインストールされたSafariとFirefox。Webブラウザの脆弱性を突くコード(エクスプロイトコード)の実行によってセキュリティを破った参加者に、1バグ当たり5000ドルの賞金とノートPCが贈られるというルール。

 まず初日のコンテスト開始後2分以内にチャーリー・ミラー氏がSafariのハッキングに成功。その後IE 8とFirefoxも初日にハッキングされた。

 IE 8のハッキングに成功したNilsと名乗る参加者が2日目にChromeに挑戦したが、侵入できなかった。

 携帯端末部門はBlackBerry、Android携帯、iPhone、NokiaのN95、Windows Mobile搭載のHTC Touchをターゲットに賞金1万ドルが懸けられたが、ハッキングに成功した参加者はいなかった。

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