初音ミク曲が映画に――卒業ソングとして人気を集めている、アコースティックバンドabsorbの楽曲「桜ノ雨」が、映画になる。高校生・大学生を主体として活動する学生映像制作団体・テトラフィルムスタジオが制作する自主制作映画だ。
桜ノ雨は、absorbのボーカル・森晴義さんが「初音ミクが現代を生きていたら」と想定して作った曲。昨年2月に「ニコニコ動画」に投稿され、これまでに100万回近く再生されている。楽曲を収録したCDはabsorbのメジャーデビュー作品となり、ジャケットにはabsorbのメンバーとともに初音ミクの姿が描かれている。
ネット上では、桜ノ雨を卒業式で歌おうと呼び掛ける「桜ノ雨プロジェクト」も展開。これまでに100校以上の卒業式で採用。「新しい卒業ソング」としてテレビのニュース番組などにも取り上げられた。
映画はこの楽曲をモチーフにしたもので、舞台は3〜4月の高校。「高校3年間をともに過ごした“オタク”の6人が、卒業を間近に控えたある日、同級生やあこがれの人に認めてもらいたい一心で『格好良くなろう』と決断するが、方向性が定まらず四苦八苦する」というストーリーだ。
制作には「映画甲子園スカラーシップ基金」を活用。キャストはWebサイトで募集していたが、すでに募集を締め切っている。
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