篠田プラズマ(神戸市)は5月7日、3×2メートル(145インチ)で720p表示が可能な大型フィルム型ディスプレイの製品化にめどを付けたと発表した。伊藤忠商事などが資本参加し、製品展開で協力する。
PDPと同様の発光構造を持つガラスチューブとフィルム電極による「プラズマチューブアレイ」(PTA)技術による大型ディスプレイ。厚さ1ミリというフィルム上で、曲面表示も可能だ。
昨年10月に3×1メートルの試作品を公開していたが、さらに大型化し、人の等身大表示も可能になった。画素数は960×720ピクセル。消費電力が最大1200ワット・平均800ワットと、従来のディスプレイに比べ少なくて済むのも特長だ。
伊藤忠商事と販売面で提携したほか、FPD製造装置メーカーのワイエイシイ(東京都昭島市)と製造ラインの自動化で提携。両社それぞれ5000万円を篠田プラズマに出資した。
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