Microsoftが「魔法の杖」の特許を出願した。
同社が「Magic Wand(魔法の杖)」と題した技術の特許を出願していることが、米特許商標局が公開した出願公開公報から分かった。
この特許は2007年11月に出願され、発明者にはチーフエクスペリエンスオフィサー(CXO)で最高技術責任者(CTO)のジェイ・アラード氏や、テーブル型コンピュータ「Surface」の開発に携わったアンドリュー・ウィルソン氏が名前を連ねている。
Microsoftの説明によると、Magic Wandは環境を操作し、管理できるアーキテクチャで、杖のような形の機器に組み込むことができる。センサーを使って杖の方向や動きを判断でき、方向に基づいて命令を出すことができるという。Wiiリモコンのような、棒状の操作機器のようだ。
Magic Wandアーキテクチャにはボタンやライト、スイッチ、マイク、スピーカーなどさまざまなコンポーネントを追加可能で、加速度計やジャイロスコープ、カメラなどのセンサー類と組み合わせることもできるという。アドバイザーコンポーネントを組み込んで、アバターを使ってユーザーをガイドすることも可能だとMicrosoftは説明している。
Magic Wandが商品化されるかどうはか不明だ。Wall Street Journalは先に、MicrosoftがWiiに対抗して動きでゲームを操作できるカメラをXbox 360用に開発していると報じた。同紙の記事では、MicrosoftはWiiリモコンに似たモーションコントロールデバイスを開発していたが、その計画は棚上げになったと伝えられている。
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