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ヤフー1Q、広告事業が7年ぶり減収

» 2009年07月29日 07時00分 公開
[ITmedia]

 ヤフーが7月28日に発表した2009年4〜6月期の連結決算は増収増益だったが、主力の広告事業の売上高は前年同期比1.4%減と、7年ぶりの減収。不況の影響を受けた。

 連結売上高は3.2%増の676億円、営業利益は4.1%増の342億円、経常利益は5.2%増の340億円、純利益は0.4%増の192億円。

 広告事業の売上高は332億円にとどまった。消費者金融、不動産、人材サービスなど大手の広告出稿が減少。中小の広告主を中心としたオンライン経由の出稿は伸び、新たにGyaOが連結に加わったが、大手からの減収をカバーできなかった。

 個人向け「パーソナルサービス事業」の売上高は6.0%増の189億円。「Yahoo!プレミアム」会員増や有料コンテンツの売り上げ増加などが寄与した。

 法人向け「ビジネスサービス事業」の売上高は、12.5%増の157億円となった。「Yahoo!オークション」の店舗ロイヤリティ改訂や、「Yahoo!ショッピング」の取り扱い高拡大などが貢献した。

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