エルピーダメモリは8月6日、グラフィックスDRAM事業に参入すると発表した。破産した独DRAMメーカーQimondaが持つGDDR(Graphics DDR)技術ライセンスと一部設計資産を取得し、2010年上期には1GビットのGDDR3とGDDR5の出荷を始める計画。
独ミュンヘンに新設するデザインセンターで、Qimondaの元従業員らエンジニア50人弱の体制で技術開発を進める。
1GビットGDDR3/GDDR5はQimondaで量産・設計完了した実績があるため、Qimondaのプロセス技術を継承する台湾Winbond Electronics(華邦電子)に生産委託する予定。10年下期には、2GビットGDDR5の量産を広島工場で始める計画だ。
同社は「汎用DRAMを始め、GDDR、高速なXDR、モバイル機器向けのMobile RAMと、全てのDRAM分野をカバーするベンダーは世界的にも限られており、エルピーダが今後のDRAM市場にて果たす役割は非常に大きい」としている。
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