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ソニー、3G機能付き電子書籍リーダーでKindleに対抗

» 2009年08月26日 09時11分 公開
[ITmedia]

 米Sony Electronicsは8月25日、3G携帯ネットワークに接続できる電子書籍リーダー「Reader Daily Edition」を発表した。12月に米国で発売予定で、価格は399ドル。

 Daily EditionはAT&Tの3Gネットワークを経由して、ソニーの電子書籍ストア「eBook Store from Sony」にアクセスできる。ワイヤレス接続の月額料金や手数料は不要だ。eBook Store以外のサイトのコンテンツは、PC経由でダウンロードすることができる。

 ディスプレイは7インチのタッチスクリーンで、16階調グレイスケール。内蔵ストレージには標準的な電子書籍を1000冊以上保存でき、メモリカードも利用できる。対応フォーマットはPDF、EPUB、Microsoft Word、BBeB、テキストファイル。

 ライバルのAmazonは既に3G対応電子書籍リーダー「Kindle」を提供しており、9.7インチモデルを489ドル、6インチモデルを299ドルで販売している。

 またこの日、ソニーは8月5日に発表した小型モデル「Reader Pocket Edition」、タッチスクリーンモデル「Reader Touch Edition」を提供開始した。

 このほかソニーはeBook Storeに、各地の図書館の電子書籍を利用できるアプリケーション「Library Finder」を加えた。ユーザーは図書館の電子書籍をPCにダウンロードして、ソニーのReaderに転送して読むことができる。貸出期限を過ぎたら電子書籍は読めなくなる。

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