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Dell決算、減収減益だが回復の兆し前期比では改善

» 2009年08月28日 13時05分 公開
[ITmedia]

 米Dellが8月27日発表した第2四半期(5〜7月期)決算は、売上高は前年同期比22%減の127億6400万ドル、純利益は同23%減の4億7200万ドル(1株当たり24セント)だった。全社的なコスト削減が奏功し、前期比で純利益が63%増となったほか、売上高、出荷台数、営業利益、利益率も改善した。

 営業利益は18%減の6億7100万ドル、利益率は前年同期の17.2%を上回る18.7%だった。

 売上高を部門別に見ると、ラージエンタープライズ部門は前年同期比32%減の33億ドル、中小企業部門は29%減の28億ドル、公共機関部門は同16%減の38億ドル、コンシューマー部門は9%減の29億ドルだった。コンシューマー部門の出荷台数は前年同期比で17%増加した。

 第3四半期の見通しについては、コンシューマーおよび米政府の需要は季節的要因で上向くが、欧米の企業によるインフラ投資抑制が予想されるという。需要が回復するのは2010年に入ってからとみており、引き続きコスト削減と長期的な業務改善のための投資を続けるとしている。

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