Dell、データセンター仮想化向けサーバ、ストレージ、サービスを発表省スペースPowerEdgeほか

DellはSMB向けのサーバとストレージ新製品のほか、同社の製品とCisco、Novell、Microsoftなどの製品で構成する“すぐにスタートできる”仮想データセンター向けパッケージを発表した。

» 2009年06月18日 12時46分 公開
[ITmedia]

 米Dellは6月17日、SMB向けストレージとサーバの新製品と、データセンター向けパッケージ製品、コンサルティングサービスを発表した。

 ストレージ製品としては「EqualLogic PS4000」とNASの「PowerVault NX3000」を発表。PS4000は3月に発表したPS6000の下位機種に当たり、VMware vSphere、Microsoft Hyper-V、Citrix XenServerをサポートし、シンプロビジョニング機能を備える。EqualLogicシリーズのSANにシームレスに組み込むことができる。価格は1万ドルから。NX3000はファイル内容をチェックして同一内容のファイル実体を1つだけ保存するシングルインスタンスストレージ(SIS)機能を備え、iSCSIターゲットとして使うこともできる。

 サーバはタワー型の「PowerEdge T410」「同T710」と、ラック型の「PowerEdge R410」を発表した。いずれもCPUはIntelのXeon 5500番台を搭載。T410は奥行き24インチ(約62センチ)と省スペース設計で、「ProLiant ML150 G6」より性能は11%アップし、消費電力は16%少ないという。T710はドライブを最大16台まで搭載できる大容量対応可能サーバ。R410はHPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)向けで、前世代のサーバより80%性能がアップしたとしている。T410とR410は同日発売で価格は999ドルから。T710は数週間のうちに発売の予定。

 同社はまた、SMBおよび大企業向け仮想化コンサルティングサービス「Dell ProConsult」を発表した。データセンターにDellの製品を導入する際に最適化をサポートするサービス。さらに、仮想化データセンターをすぐに導入できるようにする製品パッケージサービスを2種類発表した。「Data Center Virtualization Configuration」はPowerEdge Mシリーズのブレード、EqualLogic PS6000、Cisco Catalystのスイッチ、VMwareのvSphere 4、NovellのPlateSpin Migrateで構成。「Small and Medium Business Virtualization Configuration」はPowerEdge R710、Symantecのバックアップシステムを利用したPowerVault MD3000i、PowerVault DL2000、Microsoftの仮想化スイートで構成される。

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