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違法DLでネット切断の「スリーストライク法」、仏裁判所が承認

» 2009年10月26日 13時19分 公開
[ITmedia]

 物議を醸していたフランスの「スリーストライク法」の修正版が、10月22日に違憲審査機関で承認された。

 スリーストライク法(HADOPI法)は、繰り返しコンテンツを違法ダウンロードしたユーザーのネット接続を切断することを定めている。当局が違法ダウンロードユーザーに警告を送り、3度警告を受けたユーザーのネット切断を1年間停止する。

 この法案は初め6月にフランスの国民議会で可決されたが、違憲であると判断された。その後法案は修正され、議会を通過した。修正版の法案では、違法ダウンロードユーザーのネット接続を切断するかどうかの判断を、新たに設ける担当機関ではなく、判事が下すように定めている。

 国際レコード連盟(IFPI)はこれを受けて、「フランス政府はデジタル違法コピーの効果的な対抗策で各国の先に立っている。クリエイターや音楽業界全体にとって前向きな一歩で、デジタル音楽サービスの環境を改善し、業界を大規模な海賊行為から保護し、音楽ファンに恩恵をもたらす」と述べている。

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