米Microsoftは12月15日、中国で提供していたミニブログサービスを一時停止したことを明らかにした。コード盗用の疑いが指摘されており、調査を行っているためだ。
同社傘下のMSN Chinaは11月に、140文字までのメッセージを投稿できるミニブログサービス「MSN Juku(聚酷)」をβ公開した。同サービスに対し、台湾の人気ミニブログサービス「Plurk」が14日、コードを盗用されたと苦情を訴えた。
Plurkは、同社独自の左から右へとスクロールするタイムラインシステムをJukuが模倣しており、さらにコードの約80%を盗用していると主張している。同社は「単に見た目が酷似しているだけだったら、おそらく我慢できただろう」が、「MicrosoftはPlurkのカスタムライブラリ、CSSファイル、クライアントコードを直接自分のサービスに移植しており、それを隠そうともしていない」と述べている。同社は証拠として、スクリーンショットやコードをWebに掲載している。
Microsoftは指摘を受けて調査を開始しており、調査完了まではJukuへのアクセスを一時的に停止するとしている。Jukuの開発は外部の企業に委託したものだと説明している。
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